ミニ・ザ・ムーチャー
2005年 01月 04日
前回ブルース・ブラザーズの事を少し書いたら、この映画に出演していた豪華ゲストミュージシャンたちを思い出した。アレサやJBなど超有名なアーティストが、思いがけない場面でチョイ役で出演する。そんなところもこの映画の楽しいところだった。
ブルース・ブラザーズの2人(ジェイクとエルウッド)が、自分達が育った孤児院を救うためのコンサートを計画する。ところが彼らが真面目にやればやるほどトラブルが起こり、出演時間に間に合いそうにない。客はザワザワし始めるし、仕方ないので興行師の男が場つなぎで1曲歌う事になった。
場面が切り替わると、ゴージャスな演奏に乗り、白い燕尾服を着た男(興行師)が踊りながら舞台に登場する。・・・これがキャブ・キャロウェイなのだ。歌うは「ミニ・ザ・ムーチャー」
恥ずかしながら僕はこの映画を観るまでキャブ・キャロウェイの存在を知らなかった。そしてそれ以降も、「ミニ・ザ・ムーチャー」以外の曲を聞いた事がない。しかし、それでもこれだけ記憶しているのだから、いかに彼の歌がすごいインパクトを与えたか想像出来るでしょ?
この人の歌はどんなジャンルになるんだろう?うーん、ジャンプ・ブルースかな?ま、元々はジャズの人なんだろうけど。
とにかく登場の仕方からしてカッコいい。観客を煽り、乗せ、歌い踊り・・・とにかくカッコいいとしか表現出来ないのだ。
アルバムは普通のレコード店ではあまり見かけないけど、「ミニ・ザ・ムーチャー」は「ブルース・ブラザーズ」のサントラで聞く事が出来る。
調べてみたらキャブ・キャロウェイは94年に亡くなったらしい。「ブルース・ブラザーズ」が80年ごろだったし、出演当時も既にけっこうなお年だったから、まあ長生きしたのだろう。どうやら最後までファンキーでノリノリの歌を披露していたということだ。
キャブ・キャロウェイ。この人こそ世紀のエンターテイナーだ!
by oldblues
| 2005-01-04 23:31
| Various