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大好きな音楽の話をしたいな


by oldblues
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夏との別れ

夏との別れ_b0008880_0474629.jpg初代ネーネーズが95年にリリースしたアルバム「夏~うりずん」の2曲目に収録されている作品。この歌を聴いていっぺんにネーネーズ・ファンになった。
もともと沖縄音楽がそれほど好きだったわけではない。深夜のテレビ番組でネーネーズが歌っている場面をチラッと見て興味を惹かれたのだ。沖縄の民族衣装を来た女性コーラスグループが、島唄独特の節回しで歌うのを聴くのは、不思議な魅力とインパクトを僕に与えたのである。

しばらくしてそんな印象も薄れた頃、近所のレンタルショップでネーネーズの名前を見つけた。そして数枚のCDの中から「夏~うりずん」を選び、初めて彼女達の歌をちゃんと聴く事が出来たのだ。
後で考えてみるとこのアルバムは、沖縄の島唄よりもワールド・ミュージックよりの作り方がなされているように思う。ホノルルのスタジオで録音され、スチールギターやウクレレの入った曲があるからかもしれないし、5曲目に「何日君再来」が採り上げられているからかもしれないし、曲によって非常にポップなアレンジをされているからかもしれない。

さて「夏との別れ」だが、都会へ出て行ったかつての同級生達が、久しぶりに故郷の居酒屋で顔を合わせ・・・という内容の曲。島唄とポップスが融合したような曲調で非常に素晴らしいバラードだ。「卒業写真の数よりも少ない顔が居酒屋で うなる島唄ああいいね 弾く三線がああいいね」という歌詞も泣かせる。

伝統的な島唄とは違うのだろうが、僕のようにあまり沖縄音楽に造詣が深くないものにとっては、こういった曲の方が聴き易く且つ魅力的に思える。
だからなのか、この後もネーネーズのアルバムを何枚も聴いたけれど、「夏との別れ」を超える曲には出会っていない。と言うよりも、この曲は僕にとって、ネーネーズの中で一番好きな曲ではなく、あらゆる楽曲の中でもかなり好きな方の曲なのだ。
by oldblues | 2005-01-23 00:52 | Various