大好きな音楽の話をしたいな


by oldblues
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夜の盗賊団

b0008880_23251766.jpgブルーハーツにはどうしてカリスマ的な人気が有ったのか。どうして若いミュージシャン達の多くが、彼らに対するリスペクトを表明するのか。「遅れてきたブルーハーツ・ファン」の僕には、最初その理由がわからなかった。

しかし、彼らよりもずっと年上の僕が、彼等の音楽を聴く事によって幾度となく勇気付けられるという経験を重ねる事により、今ではその理由がよくわかる。ブルーハーツはそういう意味で、みんなにとって特別な存在なんだよね。

ブルーハーツはパンク・バンドだ。ステージでのヒロトは激しいアクションで聴衆を煽り、彼らのメッセージは鋭い言葉の槍となって僕らの心を抉る。ギターは轟音を放ち、スピード感溢れるビートに乗って聴衆はぴょんぴょん跳びはねる。

しかし、彼らが93年にリリースした「DUG OUT」というアルバムは少し趣を異にしている。これは同じ年の「STICK OUT」と対をなす作品で、前者が乗りの良いロックン・ロール中心であるのに対し、ミディアム・テンポやバラードが収められている。

そういう点ではいつものブルーハーツらしくないアルバムといえるかもしれないが内容は非常に充実している。表面的な激しさが隠れ内省的な感じがする分、表現に深みが増しているように思えるし、僕としては個人的に彼らのアルバム中、最も好きな作品である。

曲目は①手紙②緑のハッパ③トーチ・ソング④雨上がり⑤年をとろう⑥夜の盗賊団⑦キング・オブ・ルーキー⑧ムチとマント⑨宝もの⑩夕暮れ⑪パーティー⑫チャンスの12曲で、特に僕が好きなのは①③⑥⑩と、こうやって並べると真島作品ばかりだなあ。

どれも好きな曲ばかりだが、どれか一つを挙げるとすれば、非常に迷いつつ⑥の「夜の盗賊団」という事になろうか。演奏、メロディ、歌詞、アレンジ全て完璧だと思う。だいたい僕はこういうゆったりした乗りの曲が好きなのだ。

この曲を聴いて、僕も彼らと一緒に5月の風のビールを飲みに行きたいな
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by oldblues | 2005-02-06 23:28 | J-POP