大好きな音楽の話をしたいな


by oldblues
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僕を忘れないで

b0008880_0353469.jpgニルソンといえば直ぐに、大ヒットした「Without you」と、映画「真夜中のカウボーイ」で使われた「うわさの男」を思い出す。僕のニルソン観といえばその程度である。しかし一般的な音楽ファンとしては標準的な反応ではないだろうか?
そんなあまり熱心なファンと言えない僕でも、彼のアルバムを1枚だけ持っている。それが写真の「プッシー・キャット」だ。

なぜ僕がこのアルバムを手に入れたかといえば、ジャケットにジョン・レノンが写っているからだ。いい年をしたおじさん2名が、子猫のコスチュームでドール・ハウスの中に収まっているのは、これはこれで妙な可愛さがある。ちょっと奇を衒ったようなデザインだけど、ニルソンの音楽の特徴の1つである諧謔性を表しているようで面白い。

主人公のニルソンと並んでジャケットに顔を出し、名前も印刷されているように、このアルバムはジョンがプロデュースしている。ニルソンの作品としては代表作ではないだろうが、個人的な評価として、その内容は決して悪くないと思う。

収録されている曲はカバー曲が多く、その中には有名な「ラストダンスは私に」「Many rivers to cross」なども入っているが、どの曲を歌っても自分の物にしてしまうというあたり、さすがにヴォーカリストとしての実力をうかがわせるものがある。

余談だが、彼はヴォーカリストとしてだけでなく作曲家としても大いなる才能を持ちながら、ヒットした曲はほとんどがカバー曲というのも面白い。このブログを読んでいる方には周知の事実かもしれないが、「Without you」をバッドフィンガーのカバー曲だと知っている人は、案外少ないのではないだろうか?

さて、このアルバムの中から今回紹介したい曲が「Don’t forget me」(これはニルソンのオリジナル)である。これまた「アルバムを代表する曲」とは言い難いが、僕はこの曲がとても気に入っているのだ。

曲の内容は「僕を忘れないで」という恋人に向けての語りかけで、「僕が癌になって死んでしまっても、僕を忘れないでいてくれるかい?」という詩は、若い自分にはずいぶん女々しい感じにも思えた。しかし、自分がじょじょに年を取ってきたせいか、今ではそんな気持ちがよくわかるのである(苦笑)
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by oldblues | 2005-05-15 00:38 | Old Rock