大好きな音楽の話をしたいな


by oldblues
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「I love you」しかわからない

yujiさんのブログ『「あいだ」にあるもの』の「生活のBGM」を読んでこれを書きました。

洋楽を聴き始めたのは中学生の頃だった。ながら勉強の傍らにトランジスタ・ラジオを置き、深夜放送を聴いていたらなんとなく好きになったのだ。メロディやサウンドに惹かれたというのもあるし、歌謡曲よりもポピュラー音楽の方が、おしゃれでカッコよく思えたからというのも理由のひとつだった。

洋楽を聴くようになり、今まで知らなかった未知の世界が開けたような気がした。ビルボードのチャートを話題にする事で、まわりの友人達よりも少し大人になったような優越感を持つ事が出来たのだ。

しかし僕には語学力が無く、英語の歌を聴いても、何を歌っているのかはわからなかった。わかるフレーズといえば、それこそ「I love you」くらいだった。
辞書を片手に歌詞カードを熟読し、なんとか詩の内容を理解しようとした。でも、苦労して自分で訳した歌詞は、きっと見当違いのでたらめなものだったと思う。

時代は下って僕は大人になり、知っている単語の数も少し増えた。だけど実はいまだに「I love you」しか理解できないままだ。
でも僕は思うのである。歌詞などわからなくたっていいのではないか、と。

誰か偉い人が言っていたのだけれど「全ての優れた芸術には寓意性がある」のだそうだ。
外国語である英語の歌を聴き、「I love you」という唯一理解可能な言葉を頼りに自分勝手な解釈を展開する。歌い手の声や表情から類推してドラマを作り上げ、イメージを飛翔させる。そんな音楽の聴き方・楽しみ方は、彼の偉人の言葉と照らし合わせれば、ある意味正しい姿勢なのではないだろうか。

詭弁としてでは無く、僕はけっこうマジでそう思うのである。
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by oldblues | 2005-06-23 00:47 | Various