FULL HOUSE~最強のライブアルバム~
2004年 10月 02日
「ロックはライブが最高だ」という説がある。それは正しいかもしれないが、「ロックはライブアルバムが最高だ」という説には反対だ。延々と冗漫なインプロヴィゼーションが続いたり、雑な演奏だったりで、音楽そのものを楽しむのであれば、スタジオ録音のものを聞いた方がいいという場合もある。
とはいうものの、観客の盛り上がりが伝わってきたり、その場所だからこそ生まれた、素晴らしく緊張感のある演奏に出会う事もあったりして、ライブにはライブの良さがあるというのも真実である。つまり、当たり前のことだけど、要は内容次第ということですね。
僕が今まで聞いてきた数あるライブアルバムの中で、絶対に期待を裏切らない1枚が、Jガイルズバンドの「FULL HOUSE」である。これは名演ぞろい!
小気味のいいロックンロールがずらっと並び、最初から最後まで一気に走り抜けるようなスピード感がある。
「ルックスなんて関係ないぜ。俺は金持ちの女が欲しいのさ」と歌う、ピーター・ウルフは、後年フェイ・ダナウェイと結婚した。金ばかりじゃなくて美貌も併せ持った女性を手に入れたわけだが、まあピーターもカッコ良いからね。
そして、このピーターとギターのJガイルズが観客を煽る煽る!まさに会場は興奮の坩堝状態になるのだ。しかしこのバンドは客を乗せるテクニックを本当によく知っている。こんなライブを見せられた日にゃ、そりゃ「ロックはライブが最高だ」と思うに決まっているのである。
P.Sマジック・ディックのハープが大活躍する
「ワマージャマー」は聞き物ですよ(^o^)丿
by oldblues
| 2004-10-02 00:48
| Old Rock