大好きな音楽の話をしたいな


by oldblues
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Stormy Monday

b0008880_23193386.gif原曲はTボーン・ウォーカー。しかしロック畑の人も含めさまざまなミュージシャンがやっている。まるでブルースの定番みたいな曲だ。そんなこの曲の数あるテイクの中で、僕がベストとして挙げたいのが、ロバート・ジュニア・ロックウッド&ジ・エイシズによるトラックなのである。

70年代の初頭、わが国に第一次ブルース・ブームというのがあった。あったと言っても、一般的には全く認知されていなかったし、ブルースが人口に膾炙するということもなかった。しかし、アメリカからブルース・マンを迎え「ブルース・フェスティバル」なるコンサートも開催された。その第1回に出演したのがロバート・ジュニア・ロックウッドであり、エイシズなのである。

ブルース初心者だった僕は、ロバート・ジュニアもエイシズも、一緒に来日した伝説のブルース・マン、スリーピー・ジョン・エスティスも知らなかった。だが、本場から来たブルース・マン達が、日本でライブをやるという事実は、充分に僕の気分を高揚させた。当日は残念ながら現場に行けなかったが、せめてレコードくらいはと、発売を心待ちにして購入したのが、彼らの演奏の模様を収録した「ブルース・ライブ」だったのだ。

エイシズという最強のバック・バンドに支えられた、ロックウッドのギターは圧巻だ。どの曲においても素晴らしいプレイを聴かせる。そしてその中でも「ストーミー・マンディ」はアルバム中の白眉と言えるだろう。ギターの音色、旋律、どれをとっても美しく、何度聴いても陶然とした気持ちになる。

どちらかといえばダーティなイメージのある、ブルースという音楽ジャンルにおいて、僕はかつてこれほどに美しい演奏を聴いたことがない。いや、本当に美しい音楽というのは、実はこういう音楽を指しているのだ。ジャジーで独特なフレーズ。けれんの無い流麗なギター。文句無しの名演なのである。
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by oldblues | 2006-05-16 23:20 | Blues