大好きな音楽の話をしたいな


by oldblues
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Infinito Particular(私の中の無限)

b0008880_0131230.jpg1. Infinito Particular
2. Vilarejo
3. Pra Ser Sincero
4. Levante
5. Aquela
6. Primeira Pedra
7. O Rio
8. Gerânio
9. Quem Foi
10. Pernambucobucolismo
11. Aconteceu
12. Até Parece
13. Pelo Tempo Que Durar

今週はずっとマリーザ・モンチとともに過ごした。何枚かの作品を立て続けに聴いたのだが、中でもヘビー・ローテーションで聴いたのが「Infinito Particular(私の中の無限)」と題されたアルバムである。彼女の作品はどれもそうなのだが、これはその中でも特に聴いていて心地良い。そしてそれは単に耳触りが良いというだけではなく、特別な雰囲気―ある種の懐かしさのようなものを感じさせる。僕はブラジル人ではないからよくわからないが、これがサウダージと呼ぶべきものなのだろうか。

マリーザはキャリアのわりには発表した作品の数が少なく、どちらかといえば寡作なアーティストと言える。しかし、2006年には本アルバムと共に「Universo ao Meu Redor(私のまわりの宇宙)」を同時発売している。実はこの時期、彼女はちょうど妊娠していてツアーに出られなかった。そのためアルバム製作に集中することが出来たということだ。理由はともあれ、ファンにとっては嬉しいことである。

2枚のアルバムはそのタイトルからも類推できるように、互いを補完するような内容になっている。「Universo ao Meu Redor(私のまわりの宇宙)」は、古い楽曲のカバーが収録されたりして、どちらかといえばオーソドックス。対して「Infinito Particular(私の中の無限)」はポップス色が強く、よりコンテンポラリーな感じ。彼女自身も「この二つのアルバムは全く個性が違う二卵双生児のようなもの」と語っている。しかし、アレンジや曲調の違いはあるにしろ、両方とも紛れもなくマリーザ・モンチが生み出したものであり、彼女の個性や魅力が凝縮された素晴らしい作品に仕上がっている。

とにかく何度聞いても飽きることがない。ひとつひとつの楽曲が全て美しく、まさに珠玉と呼ぶに相応しい。これを聴いていると「陽光の音楽、海風の歌声」「奇跡の歌姫」「楽園の心地よさ」などの宣伝コピーが、決して大げさなものではないと心から思えるのだ。
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by oldblues | 2008-06-29 00:30 | Latin