大好きな音楽の話をしたいな


by oldblues
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カテゴリ:Old Rock( 55 )

b0008880_23214834.jpg伝説のロック・グループ、クリームのプロデュースをしていたフェリックス・パパラルディが、巨漢の天才ギタリスト、レスリー・ウエストを見出して結成したのがマウンテンだ。
当時(70年代)のハード・ロック・ファンの間では、マウンテンの人気はすさまじく、その名前を知らないものは無いほどだったが、今となっては一部の熱心なファンの中でしか話題に上らなくなってしまった。

マウンテンは最高のハード・ロック・バンドだ。特にギターのレスリー・ウエストとベースのパパラルディの絡みは絶妙で、それにドラムスのコーキー・レイングとキーボードのスティーブ・ナイトが加わり、サウンドに厚みを増していた。
そして、全体の指揮をとるのはやはりパパラルディ。彼の知的で完璧なコントロールがあればこそ、他のミュージシャン達が自由自在にその力量を発揮できたのだと思う。

さて、後日メンバー・チェンジや再結成などがあったにしろ、マウンテンの活動期間は実質3年程度だった。その短い活動期間の間に何枚かの作品を遺しているが、僕が最も好きで且つ傑作だと考えるのは、初めてのフル・ライブアルバムだった「暗黒への挑戦」(原題:THE ROAD GOES EVER ON)だ

当時のLP盤でA面は①Long Red②Waiting to take you away③Crossroaderの3曲。いかにもライブらしいワイルドで小気味のいい快演ばかりだが、なんと言っても最大の聴きものはB面全てを費やした20分近くの「Nantucket sleighride」だ。この曲はスタジオ録音盤にも収録されているものの、やはりこちらの壮大な演奏に軍配があがる。

縦横無尽に弾きまくるレスリーのギター。それと絡みあうベース。またある時はベースが誘いギターが応じ、そこにドラムやキーボードも加わって、バンド全体が果てしない音世界の高みに昇っていく。まさにロック・ファン必聴!至福の時間を体験出来る名演奏だ。
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by oldblues | 2005-02-05 23:21 | Old Rock

インカ・クイーン

b0008880_22122067.jpg数あるニール・ヤングのアルバムの中で、本命ではないけれど愛聴盤というのが「ライフ」(87年)である。調べてみたら通算21枚目というから、やっぱりたくさん出してるなあ、この人。

ご存知ニール・ヤングは、今は年をとってそれなりに丸くなっているようだけれど、実はかなりイっちゃってる人だ。目つきも鋭く、かなり怖い。それなのに声はすごく優しくてナイーブな感じがする。その声で美しい曲を歌うかと思えば、一方で大音量の爆裂ロックを歌う。なんかこう書くと支離滅裂でめちゃくちゃな人のようだが、どれもがニール・ヤングの真の姿なのだと思う。
「優しい狂気」・・・仮に彼の内面を一言で表現するならそう定義したい。
そんな彼のバック・バンドとしてクレイジー・ホースのサウンドは相応しい。このアルバムで6年ぶりに競演したらしいが、聴いていてやはり一番しっくり来る。

「ライフ」の中で僕のお勧めは①ミッドイースト・ヴァケーション⑤トゥー・ロンリー ⑨ウィ・ネヴァー・ダンストなど。⑤ではいきなり「さみしい!さみしい」の連呼で、いい年したおっさんがどうしたのかという感じもするが、感情がストレートに伝わって来てよい。⑨も、哀愁に満ちた曲で、ニールの声質と相まって、聴いていると本当に切ない気持ちになる。

だが、このアルバムの中で一番の聴き物は、④インカ・クイーンだろう。南アメリカのペルー高原あたりに君臨したインカ帝国の女王をモチーフにした曲で、歌詞の内容はよくわからんが(^^;)非常に面白い魅力を持った大作だ。イントロや間奏のアコギは時に繊細に、時に骨太な旋律を奏で、あたかも古代の楽器のような印象を与える。鳥の声のようなイフェクトも加わり、いやが上にもエキゾチックな雰囲気を醸し出す。

この曲がニール・ヤングらしいのか、らしからぬのかわからない。でも一度は聴く価値のある名曲だと思いますよ。
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by oldblues | 2005-01-26 22:14 | Old Rock
b0008880_22162350.jpg初めて買ったロックアルバムが、ザ・フーの「ライブ・アット・リーズ」だ。ツェッペリンやパープルじゃ無いところが渋いでしょ?(笑)

もちろん当時はフーに関する知識など無く、日本では不当なほど知名度が低いけど、本国イギリスではストーンズやビートルズと並び称される程のバンドだということも、このレコードがロック史に残る伝説のライブ・アルバムだという事も知らなかった。

それなのに何故このアルバムを選んだかというと、第1には③のサマー・タイム・ブルースを知っていた事。この曲は当時かなり流行って、深夜放送などで聞いた事が有ったのだ。第2はジャケット帯の「熱狂のステージ」という惹句のせいだ。

ティーン・エイジャーだった僕は、ロックというのはとにかく激しい音楽で、ヴォーカルは絶叫し、ギターはうなり、ドラムはドカドカ、ベースはブンブン、聞いてる大人たちは耳を押えて逃げ出す・・・そういうものじゃなきゃ本物では無いと思っていた。だから「熱狂のステージ」ならば、必ずや自分の希望を叶えてくれるようなサウンドに違いない・・・そう思ったわけである。

で、この選択は当たりだった。ピートのノイジーなギター。ロジャーの吼えるヴォーカル。暴れまわるキースのドラム、唸るジョンのベース。彼らは本物のロック・バンドであり、僕の前に本物の「熱狂のステージ」を展開してくれた。ロックという音楽を聴き始めの頃にこのアルバムに巡り合った事は、僕にとって非常に幸運だったと言えるだろう。

オリジナルのアナログ盤は6曲しか入ってなかったけど、25周年盤で大幅に曲数が増え、その後またデラックス・エディションで2枚組みにまで拡大した。こちらの方はまだ聴いた事がないのだけれど、是非聴いてみたい1枚(2枚?)である。
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by oldblues | 2005-01-23 22:18 | Old Rock
b0008880_22515612.jpg「アット・フィルモア・イースト」と題されたライブ・アルバムがどれだけあったことだろう。そして、たくさんの名演・名盤を生んできたフィルモア・イーストでのライブ・アルバムの中で、名盤中の名盤がオールマン・ブラザーズ・バンドのこれだ。

あまりにも有名だし、全てのロック・ファンが当然知っているはずの作品なので、今さら僕が何を言っても蛇足にしかならない。しかし、オールマンズの1ファンとしては、どうしても避けて通れない1枚なのだ。

オールマン・ブラザーズ・バンドは、デュアンとグレッグのオールマン兄弟を中心に活動していたアワ・グラスが発展して出来たバンドで、スライド・ギターのデュアン亡き後も解散や休止、メンバーチェンジなどの紆余曲折を経て現在まで活動を続けている。発表された作品もたくさんあるが、僕のようなオールド・ファンにとっては、やはりデュアン在籍中のアルバムに思い入れが深いのは否めない。もちろんそういう情緒的な部分を抜きにしても、このアルバムの内容が再上級に素晴らしいのは言うまでもないけれど。

収録されている曲目は①Statesboro Blues②Done Somebody Wrong③Stormy Monday④You Don't Love Me⑤Hot 'Lanta⑥In Memory Of Elizabeth Leed⑦ Whipping Postの7曲で、最初のステイツボロ・ブルースが始まった瞬間、既にその圧倒的な音世界に惹き込まれる。ぐいぐいと引っ張っていくようなグルーブと天駆けるデュアンのスライド・ギターは、まさに圧巻。「すごい!」の一言である。
どれもこれも名演ぞろいだが、個人的な好みとしては①③⑥。また「エリザベス・リードの追憶」はディッキー・ベッツの曲の中ではベストだと思う。

いずれにしても、スリリングなインター・プレイの連続は、ロック史上に燦然と輝くライブの名盤の名に恥じない。ロック・ファンだけではなく、全ての音楽ファンに聴いて欲しい作品である。
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by oldblues | 2005-01-16 22:59 | Old Rock
b0008880_052363.jpg亡くなった親父が生前ヨーロッパ旅行に出かけた事があった。もうずいぶん以前のことである。「土産は何がいい?」と聞くので、なんでもいいからロックのレコードを買って来てくれるように頼んだ。
しかし、ロックのレコードなんて言ってもわかりはしない。だから、ジャケットの写真を見てとにかくやかましい音楽だろうなと思うのを買って来てくれと申し添えた。
で、親父が買って来てくれたお土産の中の1枚が、トラフィックのアルバムだったのだ。これは当たりだった。他のはちょっとピントが外れてたけどね(親父、ゴメン^^;)

トラフィックは言わずとしれた天才、スティーヴィー・ウィンウッドが結成したバンドで、この話題になると必ずスティーヴィーの名前が出て来るけど、他のメンバー(デイブ・メイソン、クリス・ウッド、ジム・キャパルディ)の存在も大きかったと思う。中でもデイブ・メイソンは好きなギタリストで、彼のリーダー・アルバムも2-3枚持っているが、破綻のない流れるようなフレーズを弾くいいギタリストだ。

話をもどすが、「ミスター・ファンタジー」は1967年に発売された彼らのデビュー・アルバムである。お気に入りは④「ノー・フェイス・ノー・ネーム・ノー・ナンバー」(これは美しいバラード)と、⑤「ディア・ミスター・ファンタジー」だ。

「ディア・ミスター・ファンタジー」は演奏時間も長く、けっこう前衛的な作品。まあ、当時で言うとサイケデリック・サウンドというところだろう。スティーヴィーの歌、デイブ・メイソンのギター、ドラマチックな展開と、さすがタイトル曲に相応しく聞き応えのある楽曲になっている。

いずれにしても僕にとってはいろんな意味で思い出深いアルバムであり曲である。ところで、最近発見したんだけど、WINAMP.COMでトラフィックのこの曲(ディア・ミスター・ファンタジー)が聞けるんですよ。興味のある方は是非どうぞ。でも、WINAMPをDLしないとダメかもしれませんけどね。
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by oldblues | 2005-01-10 00:57 | Old Rock

雨を見たかい?

b0008880_1345783.jpgCCRというバンドがあった。はっきり言って演奏はそう巧いとは言えない。あまり難しい事はやらないし、華麗なインプロビゼーションの応酬があるわけでもない。しかしシンプルでストレートなロックン・ロールをやらせたら、この人たちの右に出るものはないという魅力を持っている。

そして、その魅力の大半を占めるのがジョン・フォガティのヴォーカルである。土臭い曲調にマッチした力強い歌声で、今でもアメリカの国民的歌手として活躍している。少し鼻にかかった歌い方はきっとカントリーの影響を受けているのだろう。

CCRには数々のヒット曲がある。どれもいい曲だが、一番メジャーな曲というと、おそらく「プラウド・メアリー」か「雨を見たかい?」になるのではないだろうか?曲を聞けばおそらく誰もが一度は耳にした事があり、ああこれをやってるのがCCRだったのかと気が付くに違いない。

「雨を見たかい?」はアルバム「ペンデュラム」に収録されている。アコギのストロークでイントロが始まる印象的な曲だ。ここでもジョン・フォガティの歌が活躍する。原題は「Have you ever seen the rain」で、邦題の「雨を見たかい?」という、まるで英語の授業に出てくるような訳が、逆に新鮮な印象を与える。

余談だが、ペンデュラムには「手荒い覚醒」という楽曲がクレジットされている。しかし、こういう実験的な試みはCCRにはそぐわないのではないだろうか。CCRに対して、誰もビートルズになることを望んではいないのだから。

余談をもう一つ。CCRというのは略称で、「クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル」というのが正式なバンド名だ。そして、この頃はなんかの流行だったのかも知れないが、長い名前のバンドがけっこう多かった。
CCRの他にも「NGDB」「NROPS」「QSMS」・・・さて、正式な名称がわかりますか?
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by oldblues | 2005-01-09 01:37 | Old Rock

アビー・ロードよ永遠に

b0008880_22145476.gifビートルズについてはもっと書かなきゃならないと思っていた。いや、「書かなきゃならない」じゃなくて、「書きたい」と言った方がいいだろう。だって、あんなに素晴らしい楽曲がたくさんあって、当時から現在まで変わらぬ絶大な人気を誇っているんだから。
でも世の中にビートルズ・ファンは星の数ほどいて、僕ごときが彼らについて語るなんておこがましいというか、まあ少なからず躊躇する気持ちがあったわけです。だけどそんなことは本当は関係ないよね。好きな音楽について語るのは自由なわけだし・・・ビートルズが教えてくれたものは、実はそういうことなんじゃないかと思ったりもする。そんなわけで、ようやくビートルズについての駄文を書く気になったのだ。

現在はどうか知らないけど、以前は「ビートルズのアルバムでどれが好きか?」という問いに対しての回答が「サージェント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンド(以下サージェントと略す)」派と「アビー・ロードのB面」派に二分できた。そう。当時はアナログ・レコードだったから、表(A面)と裏(B面)があったわけだ。もちろん他のアルバムをフェイバリットとして挙げる人もいたが、少なくとも僕の知る限りでは、この2枚の人気が圧倒的だったように記憶している。

今さらこの2枚については解説の必要もないのだが、話の都合上簡単に触れることにする。「サージェント」の方は67年(西暦ですよ)に発表された、ロック史上初のトータル・アルバムということになっている。聞くところによると、このアルバムが他のミュージシャンに与えた影響は絶大なもので、その後数年間はサージェント・ショックとでも言うべきものが存在したらしい。もちろんサージェント以降、たくさんのトータル・アルバムが発表されたのだから、そういう影響があったというのは間違いないだろう。サウンド面でも、当時の技術からすると考えられないくらいのさまざまな新しい試みが施され、今聞いても古さを感じさせないどころか、全く変わらない輝きを保っているところが素晴らしい。

アルバムに収録されている曲で僕が好きなのは「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」。これは自分的にジョンの作品の中でも上位にランクされる。歌詞もメロディも素晴らしく、オーケストラを駆使したアレンジも見事。これはジョージ・マーチンの存在も大きいが、アイディアを出したのは多分ポールだろうな。
そしてポールの曲で好きなのは「シーズ・リービング・ホーム」。この曲を評して「モーツァルトより美しい」と言った人がいたが、けだし名言だと思う。
仮にこのアルバムに文句を付けるとすれば、シングル向けの曲が少ないということだろうか。あまりにも芸術的な内容のため、少々とっつき難い部分があるかもしれない。もちろんだからといって、この作品の価値を貶めるものではないけれど。
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だが、僕は先の質問の回答には「アビー・ロードのB面」を選ぶ人間だ。サージェントは確かに素晴らしい作品だけど、アビー・ロードはもっと素晴らしいと思っている。トータル的に見た場合、アルバムのまとまりという点では、そりゃサージェントに軍配が揚がるかもしれない。それなのにどうしてアビー・ロードを選ぶのか?その理由というのがB面に収められたメドレーにあるのだ。
レコードで言えばB面の3曲目から10曲目までが切れ目無く続くメドレーとして構成されており、これが一つの壮大な組曲と言うべき作品に仕上がっている。個人的には「ポリシン・パン」から「シー・ケイム・イン・スルー・ザ・バスルーム・ウィンドウ」へ続く流れが大好きで、この部分は何度も聴いても背筋がゾクゾクするほどだ。ローリングストーン誌によれば、「このメドレーだけでサージェントよりも価値がある」と評されているようだが、この意見に肯く人も多いのではないだろうか。

アビー・ロードは69年にリリースされたが、録音されたのが最も後ということで、事実上のラストアルバムとされている。ビートルズ・ファンなら先刻ご承知だろうが、解散前の彼等はあまりまとまっているとは言い難い。映画「レット・イット・ビー」を観ても、なんだかポールだけが頑張っていて、4人の気持ちは既に離れているように見受けられる。
そんな中で、なぜこんなに素晴らしい作品が生まれたのか?本当の理由はわからない。だが想像で言うならば、解散前夜の妙に白けた雰囲気の中、彼らの才能が最後に、そして最高の形で結実した一種の奇跡と言えるのではないだろうか。

いずれにしてもこれらの作品たちは、ロック・ミュージックの歴史の中で燦然と輝き続けるだろう。ビートルズは親から子へと語り継がれ、全ての人の心の中に永遠に生き続けていくだろう。

そしてアビー・ロードも永遠に。
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by oldblues | 2004-12-14 22:16 | Old Rock
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初めてピンクフロイドを聴くという人になら、多分「狂気」をお勧めする。他にも彼らの代表作といえば「原子心母」や「ザ・ウォール」などがあるし、知名度やセールス的にも「More」というのはあまり表に出てこない作品だ。
しかし、僕はこのアルバムが大好きなのである。高校時代に愛聴したということで、もしかしたら冷静な判断が出来ていないのかもしれない。だが、収録された曲のラインナップを改めて眺めてみると、これがけっこう名曲ばかりなんだよね。だから今「これは隠れた名盤かもしれないな」と、一人悦に入っているのである。

「More」は映画のサウンドトラック・アルバムだ。その映画は観ていない。タイトルを忘れてしまったところからすると、あまりたいした作品ではなかったのだろう。(独断)
確かドラッグをテーマにしたものだったという記憶があるけど、まあそんなことはどうでもいい。

ライナー・ノーツにも書いてあるが、アルバム1曲目「サイラス・マイナー」の鳥の鳴き声を聞いているだけで、既にピンクフロイドの世界にトリップできてしまう。2曲目「ナイルの歌」は、彼らにしては珍しい正統派ハード・ロックだ。「嘆きの歌」「グリーン・イズ・ザ・カラー」はアコースティックな曲・・・という具合に、バラエティに富んだ作品が収録されている。もちろん「ピンクフロイドならでは」という、わけのわからん曲も入っていますけどね(笑)

僕は、いわゆるプログレッシブ・ロックというジャンルの曲が、あまり好きではない。なんと言うか、ブルースみたいに、もっと肉体に訴えるような音楽のほうが好きなのだ。でもピンクフロイドは別格。あ、キング・クリムゾンもかな。あ、キャメルやELPも捨て難いぞ。

いや~、こうして考えてみると、俺ってけっこうプログレ好きなんじゃん(^^ゞ
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by oldblues | 2004-11-16 22:41 | Old Rock

テキーラ・サンライズ

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イーグルスといえば楽天だが、われわれにとっては「ホテル・カリフォルニア」である。確かにこの曲は10年にひとつという名曲だし、これをきっかけにイーグルスが大ブレイクしたのも事実だ。いや、その前から既に人気グループだったけど、超が付くスーパー・メジャーになったという意味で・・・

しかし「ホテル・カリフォルニア」は名曲だが、同タイトルのアルバムが名盤かというと、僕はそうでもないという気がする。なぜかというと、「ホテル・カリフォルニア」だけが傑出していて、トータル的にバランスが取れていないという気がするからだ。アルバムとして優れているのは、これではなくてもっと別の作品ではないかと思っているのは僕だけじゃないだろう(お前だけだよ!)

ならば、「おまえが推薦する彼らのベスト・アルバムは何か?」と尋ねられたら、僕はノータイムで「ならず者」だと答える。
彼らの2枚目となるこの作品は、どちらかというと地味目であるが、とてもいい曲ばかりが収録されている。曲によるバラつきがないし、全体のイメージも統一されている。渋いけど名盤・・・そんな感じがする

タイトル曲になっている「デスペラード」もいいし「ドゥーリン・ドルトン」もいい。ちょっと渋めのところで「サタディナイト」も大好きだ。
しかし、このアルバムの中で1曲選ぶとすれば「テキーラ・サンライズ」を推したい。まあ、誰もそんなこと聞きゃしないが(^^;)

シンプルながら飽きの来ないメロディ。演奏も伸びやかで、大砂漠の向こうから昇ってくる血のように赤い太陽が目の前に見えるような気がする。そして、この曲を聞いていると、試験や仕事や、その他の煩わしい人生の約束事なんて、もうどうだっていいやという気になってくるから不思議だ。

もちろんそれは決してヤケクソの居直りという意味ではなく「細かい事にクヨクヨするなよ」という、彼らからのおおらかなメッセージを受け取っているというような意味なんだけどね。

少なくとも僕は、この曲によってずいぶん救われた。それは確かだな
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by oldblues | 2004-11-08 23:00 | Old Rock


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初めて買ったロックのレコードというのがこれなのだ。どうしてサンタナなのかという、とりたてての理由など無い。多分その頃この曲が流行っていて、深夜放送のラジオなんかで聞いた記憶があったからだろう。

それまではロックという音楽ジャンルを意識した事が無かった。「ロックン・ロール」という音楽はあっても、「ロック」という範疇の音楽が具体的にどういうものなのか、あまりわかっていなかったような気もする。でも、ちょっと前にはウッドスットックのコンサートなんかもあったりして、僕のような田舎の高校生にも、「今、ロックという音楽が面白そうだ」というような情報が伝わってくるほどには一般的になっていたんだろう。

サンタナは「ラテン・ロック」などと呼ばれていたりして、いわゆる8ビートのロックとは、少しノリが違う。考えてみればロック・ミュージックの王道とは違う路線のレコードを、なぜか最初に買ってしまったということだ。
しかし、結果としてこのチョイスは正解だったかもしれない。だってこの曲はキャッチーなメロディも泣きのギターも有って、かなりの名曲だからだ。

当時、町の小さなレコード店には、ロックのレコードなんてあまり在庫していなくて、偶然手にしたシングル盤のジャケットには、なんだかわけのわからない曼荼羅のようなイラストが印刷されていた。そしてそれが、いかにも「ロック」というわけのわからない音楽の持つ胡散臭さを表現しているようで、すごくステキだと思ったのだ。

ブラック・マジック・ウーマン…「哀愁のヨーロッパ」より、ずっとカッコいいぞ!
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by oldblues | 2004-10-06 23:15 | Old Rock