大好きな音楽の話をしたいな


by oldblues
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カテゴリ:Various( 21 )

放課後の音楽室

b0008880_063169.jpg放課後の音楽室
誰かがピアノを弾いている
柔らかな鍵盤の音が
風に乗り、校庭の端っこまで届いてくる

多分、遠い昔、少年の頃
どこかで聴いたことがあるはずなのだ
僕は不意に胸を衝かれ
なんだか泣きたい気持ちになる

誰が弾いているのかと
そっと階段を上り覗いてみたが
音楽室にはもう誰も居なかった

ただカーテンが揺れているだけ
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by oldblues | 2006-06-07 00:10 | Various

ケレン・アンと出会って

b0008880_21155484.jpgケレン・アンの存在を知ったのは実に昨日の事だ。ネットでいろいろやっていて、ストリーミングで彼女の楽曲を聴いた。そして、一度聴いただけで彼女の声にホレてしまったのだ。

人間の声がひとつの、それも最高の楽器とするならば、声質というのはとても重要なファクターだ。「ウィスパー・ヴォイス」と形容される彼女の声は、時にセクシーで清楚で、儚げであるかと思うととてつもない存在感があり、爽やかで楽しく、そして哀しい。

なんかわけのわからん説明になってしまったが、一度実際に聴けば誰もが納得してくれるだろう。彼女の公式サイトで、ヴィデオや音楽を視聴できるので、興味のある方も無い方も是非一度訪問してみてください。

. : K e r e n A n n : .

彼女はイスラエル出身のフランス人。2000年にデビューして既にたくさんの作品を発表している。僕が知らなかったというだけで、そちら方面の音楽ファンの間ではかなり有名な存在らしいのだ。ああ、どうして今まで彼女の歌を聴く機会に恵まれなかったのだろう。「後悔先に立たず」である。というか、遅れながらもこうして巡り会えたのだから良かったとするべきか。

そんな彼女の新譜「Nolita」をどうしても手に入れたくなり、本日久しぶりにCDショップへ出かけた。この店は輸入盤や中古なども扱っていて、わりとマニアックな品揃えをしている。ここなら「Nolita」が有るかと思って行ったわけだが、残念ながら彼女の作品は全く置いていなかった。もうこうなったらネットで購入するしかない。



b0008880_2117979.jpgケレン・アンは手に入らなかったものの、せっかくここまで来たのだからと他のCDを物色した。そしたらちょうどワゴン・セールをやっていて、中古や新品中古のCDが売価から15%オフだという。「これしかない!」と思い、1時間くらいかけてワゴンの商品を全部チェックした結果、2枚のCDを手に入れた。

1枚はトラフィック「Far from home」だ。これは90年代に再結成された時の作品で、トラフィックのアルバムというよりも、スティーヴ・ウィンウッドのソロ・アルバム的な色彩が濃い。しかしジム・キャパルディは参加しているし、スティーヴのソウルフルな歌声も健在で、内容はなかなか良いのではないだろうか。トラフィックのファンからどのような評価をされているのかわからないが、楽曲にも魅力が有るし、僕は好きな作品である。


b0008880_21174556.jpgそして2枚目はスゥイング・アウト・シスターの「Kaleidoscope World」。例によって、おしゃれでハイ・センスで、耳に心地よい作品がずらっと並んでいる。聴いた事は有ったが、今までアルバムは持っていなかった。これまたお得な買い物ができたと喜んでいる。しかもこちらは新品中古で425円(税抜き)ですからね。

というわけで、昨日からいろいろ素晴らしい音楽との出会いが有り、おかげでかなり満足かつ充実した休日となった。退屈な日常の中にも、時としてこういう幸運が潜んでいる。その幸運はとてもささやかなものかもしれないけれど、僕にとってはとても大切で、とても嬉しいものだった。


余談だけれどこのブログを始めて1年ちょっとが経過し、今日のこの記事がちょうど100本目となりました。そんなに長く続けるつもりもなく、気軽な気持ちで始めたんだけど、稚拙な文章を読んでくれたり、時にはコメントやTBして下さったみなさんのおかげだと感謝しています。

そして、この100本目の記事をケレン・アンとの出会いに捧げます。
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by oldblues | 2005-09-11 21:21 | Various

風立ちぬ

b0008880_23535432.jpg80年代を代表するアイドル歌手と言えば、もう松田聖子しかいない。他にもいろいろ意見はあるだろうが、敢えて断言しちゃうのである。

この少し前、絶大な人気を誇ったアイドルの山口百恵が引退するにあたり、「ポスト百恵」は誰かという議論がかまびすしかった。候補に上がっていたのは中森明菜や三原じゅん子である。当然わが聖子ちゃんもその中に名を連ねていたが、本命視はされていなかった。山口百恵が持っていた、どこかクールでつっぱったようなイメージからして、中森明菜や三原じゅん子の方が有力だと思われていたのだろう。

確かに前の2人、特に中森明菜の方は、一時代を作ったビッグな存在だった。しかし今となって振り返ってみれば、時代が選んだのは誰だったかの答えは一目瞭然である。

そんなスーパー・アイドルだった松田聖子であるから、ヒット曲は綺羅星の如く存在する。そして、その中から敢えて僕のフェイバリットを挙げるならば、それは「風立ちぬ」なのだ。

この曲は、作詞:松本隆 作曲:大瀧詠一というゴールデン・コンビの手によって作られ、81年にリリースされた。タイトルは堀辰雄のあの有名な小説と同じで、爽やかで透明なイメージが、まさにアイドル歌手の歌う楽曲に相応しい。また、小説から連想される仄かな文学性が、秋という季節にぴったりではないだろうか。

風立ちぬ 今は秋
帰りたい帰れない あなたの胸に

職人芸が冴える松本の詩に、これまたポップスを知り尽くした大瀧さんの美しいメロディ!松田聖子の魅力を存分に引き出した名曲である。
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by oldblues | 2005-09-08 23:55 | Various

夏の日の恋

b0008880_2338478.jpgイージー・リスニングと呼ばれるジャンルの音楽がある。その名称通り、それと意識して聴くのではなく、気が付いたらBGMとして流れていたなどという聴かれ方をする場合が多い。そういう意味ではある種のミニマル・ミュージックと言えるかもしれない。

しかし、宿命的にそういう聴かれ方をするイージー・リスニングの楽曲の中にも、是非ちゃんと聴いてみようと思わせられるような名曲も多数ある。そして僕にとっての「ベスト・イージー・リスニング」とでも言うべき曲が、パーシーフェイス楽団による「夏の日の恋」なのだ。

「夏の日の恋」は原題を「A Summer Place」と言う。映画「避暑地の出来事」の主題歌として作られた。調べてみるとこの映画、1959年の作品だという。あいにく僕はこの映画を観ていないので想像でしかないが、59年という時代背景や「避暑地の出来事」というタイトルからして、かなりお洒落なラブ・ロマンスだったのではないだろうか。

軽やかな3連符に乗って、ストリングスが美しい旋律を奏でる。目を閉じると、もうそこは夏の海だ。眩い陽光の中で、清潔な白と透明な青の世界がどこまでも果てしない広がりを見せる。

僕は冷たい紅茶を飲みながら深呼吸する。
たゆたう海を眺めながら

今日は一日中ここで過ごそうと考えている。
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by oldblues | 2005-08-30 23:41 | Various

初恋

初恋をテーマにした歌は多い。「初恋の人に似ている」「初恋のメロディ」などはもちろん、そのものずばり「初恋」というタイトルを持った曲もたくさんある。
ある年齢に達した人ならば誰でも「初恋」という言葉を聞くとともに、何かしら甘酸っぱい感情がこみあげてくるのではないだろうか。そういう意味でも歌のモチーフになりやすいのかもしれない。

その昔(と言っても80年代)郷ひろみが、バーティ・ヒギンズの名曲「哀愁のカサブランカ」をカバーし、これが大ヒットした。僕はどうしてもこの曲が覚えたくて、郷ひろみの大ファンだという女性の友人に頼み、この曲が入っているレコードを借りたことがあるのだ。

当時の彼はいわゆるアイドル路線から大人の歌手への脱却を図っており、どうやらその過渡期にあったらしい。だが、特別に郷ひろみのファンではなかった僕は、そんなことは知らなかった。だから目的は当然「哀愁のカサブランカ」だけであり、アルバムに収録されている他の曲に、は全く興味を持っていなかった。

それなのにアルバムを全部聴いてみようと考えたのは、せっかく大切なレコードを貸してくれた女友達に対して、聴かないとなにか申し訳ないような気持ちになったからなのだろう。そして、その中の1曲である「ロマンス」が、ツボにはまってしまったのだ。

「ロマンス」のメロディは、「禁じられた遊び」で有名なあのメロディをそのまま使っている。もちろんアレンジが違うから全然違った感じの曲に聴こえる。しかし、ちょっと聴けば直ぐにそれとわかるし、耳慣れた旋律がこの曲の持つ哀切な内容とぴったり合う事に気づかされる。



金色のひまわりが 青い海を見下ろす
遥かな丘に今も眠る 君と僕の初恋

ミルク色の身体を 駆け抜ける風になった日
大人になっても離さないと 繰り返し誓ったね



記憶が定かでは無いが、この曲も海外の歌手のカバーではなかったろうか。
それにしても僕やあなたの初恋は、いったいどんなだっただろう?

今となっては忘却の彼方にあるけれど。
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by oldblues | 2005-08-21 01:44 | Various

ミコちゃんと僕

b0008880_22564822.jpgn_ayadaさん主催のブログ「食べる・聴く」に、弘田三枝子に関する記事が掲載されていた。それに触発されて僕も彼女の事を書きます。

人生で最初に好きになった女性歌手、それが弘田三枝子だ。もちろん「人形の家」で再デビューする以前の少女時代の彼女である。勉強机の前の壁に、雑誌(「平凡」や「明星」)のグラビアから切り抜いた写真をベタベタと貼り付け、両親からこっぴどく叱られて泣く泣く剥がしたのも懐かしい思い出だ。デビュー当時の彼女は14~15才だったから、「歌が上手くて可愛いお姉さん」と憧れていたのかもしれない。

僕は硬派な?小学生だったので、テレビの歌番組なんて絶対観なかった。ましてや女性歌手のファンになるなんて思いもよらないことだった。それがどうしてミコちゃんに関心を持つようになったのか?記憶は定かではないが、おそらく当時大ヒットしていた「ヴァケーション」のインパクトがかなり強かったからではないだろうか。

「ヴァケーション」はもともとシングルのB面として発売されたが、A面をはるかに凌ぐ大ヒットとなった。「V-A-C-A-T-I-O-N 楽しいな!」という歌い出しは、今でも多くの人が記憶していることだろう。
それまでのわが国には、ヴァカンス礼賛などというコンセプトの歌は無かったはずだ。それなのにこの曲が人口に膾炙したのは、「頑張って働き、物質的に豊かになりたい」という、高度経済成長前夜の大衆の願望にマッチしたからだと思う。

そこへもってきて、弘田三枝子のキャラクターは底抜けに明るく、はちきれんばかりに健康的だった。豊かさが幸福だと信じて疑う事を知らなかったその頃の人々にとって、ミコちゃんの歌はまさに「明るい未来」を象徴していたのだ。

もちろん弘田三枝子の人気は、そのイメージによるものだけではない。歌唱力は抜群だし、「パンチのある歌い方」というコピーは、彼女のために作られたのではないかと思われるくらい迫力があった。要するに、かなりの存在感があり、スターとしての天性の素質を持っていたのである。

この頃、「ポップス」というのは外国のものであり、それを日本語に訳したのを日本人歌手が歌うというのが一般的だった。ニール・セダカやヘレン・シャピロやコニー・フランシスを直接聴くのではなく、坂本九や森山加代子やザ・ピーナッツを通してポピュラー・ソングを聴き始めた人がほとんどだったのだ。
僕の場合も当然そういう経路を辿ったわけで、その後も音楽を聴き続ける大きなきっかけとなったのが弘田三枝子の存在だったと言える。

彼女は一時シーンから消えた後、見事なカム・バックを果し、歌謡曲からジャズまで歌える実力派シンガーとして、現在に至るまで息の長い活動を続けている。しかし僕にとっての弘田三枝子は、やはり60年代ポップスを日本語で歌うあの頃の「ミコちゃん」だ。ご本人やファンの方には申し訳ないが、未だに当時の彼女が最も光り輝いていたと思えるのである。
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by oldblues | 2005-07-16 23:00 | Various

みんな孤独な夜を迎える

自分がいやになってしまうことがある。自分はなんて価値の無い人間なんだろう、なんて最低なんだろうと自己嫌悪に陥る。そんなことは誰にでもあるのではないだろうか?
別にノイローゼとか鬱病じゃなくても、気持ちが落ち込む事はよくある。そしてそれは実に些細な、下らないことが原因だったりするのだ。

例えば仕事でちょっとした失敗をする。例えば恋人と仲たがいをする。ブルーな気持ちになって、気分転換をしようと友人に連絡を取るが、そういう時に限ってみんな用事があったりして、付き合ってくれる人は誰もいない。

普通の精神状態であれば「なんだか今日はツキがないな」と済ませてしまえる程度の事なのに、落ち込んでいる場合はそうはいかない。孤独感に囚われ、世間から疎外されているような気持ちになる。全ての人から嫌われているように思える。そしてそれらはみんな自らの不徳の致す所であり、ツキの無い事すら自己の責任のように思えてしまう。

こんな時、人はいったいどうしたらいいのだろう?酒を飲んで泥酔するか、布団をかぶって不貞寝するか、はたまたビルの屋上から飛び降りるか?

こんな時、僕はブルースを聴く事にしている。ブルースは僕の苦しみや哀しみを相対化してくれる。「今まで悩んでいたのは、こんなにつまらない事だったのか」と気づかせてくれる。辛い思いをしているのは、世界中で自分1人というわけではなく、自分よりも遥かに幸福な境遇にあると思われるあの人も、この人も、みんな眠れぬ夜を過ごす事があるのだということに思いあたらせてくれるのである。
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by oldblues | 2005-07-03 00:49 | Various
yujiさんのブログ『「あいだ」にあるもの』の「生活のBGM」を読んでこれを書きました。

洋楽を聴き始めたのは中学生の頃だった。ながら勉強の傍らにトランジスタ・ラジオを置き、深夜放送を聴いていたらなんとなく好きになったのだ。メロディやサウンドに惹かれたというのもあるし、歌謡曲よりもポピュラー音楽の方が、おしゃれでカッコよく思えたからというのも理由のひとつだった。

洋楽を聴くようになり、今まで知らなかった未知の世界が開けたような気がした。ビルボードのチャートを話題にする事で、まわりの友人達よりも少し大人になったような優越感を持つ事が出来たのだ。

しかし僕には語学力が無く、英語の歌を聴いても、何を歌っているのかはわからなかった。わかるフレーズといえば、それこそ「I love you」くらいだった。
辞書を片手に歌詞カードを熟読し、なんとか詩の内容を理解しようとした。でも、苦労して自分で訳した歌詞は、きっと見当違いのでたらめなものだったと思う。

時代は下って僕は大人になり、知っている単語の数も少し増えた。だけど実はいまだに「I love you」しか理解できないままだ。
でも僕は思うのである。歌詞などわからなくたっていいのではないか、と。

誰か偉い人が言っていたのだけれど「全ての優れた芸術には寓意性がある」のだそうだ。
外国語である英語の歌を聴き、「I love you」という唯一理解可能な言葉を頼りに自分勝手な解釈を展開する。歌い手の声や表情から類推してドラマを作り上げ、イメージを飛翔させる。そんな音楽の聴き方・楽しみ方は、彼の偉人の言葉と照らし合わせれば、ある意味正しい姿勢なのではないだろうか。

詭弁としてでは無く、僕はけっこうマジでそう思うのである。
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by oldblues | 2005-06-23 00:47 | Various

MUSICAL BATON

33歳東京暮らし」のroadman1971さんからバトンがまわってきた。これは「MUSICAL BATON」というブログ上の企画で

>音楽をリレーのバトンのように回して、音楽の輪を広げていこうという企画

なのだそうだ。

予め決められた5つの質問に答えるとともに、受け取ったバトンを次の5人に渡すと言う事だが、roadman1971さんも書かれているように、5人はちょっと多いんじゃないだろうか?それにバトンを渡された方の中にも困っちゃう人もいるかもしれないし・・・

ということで熟慮の結果、敢えてバトンは回さない事にします。主催者の方、申し訳ありません。あなたが始めた事をチェーン・メールと同一視しているわけでは決してありませんが、上に述べたような理由で。

とは言うものの、僕自身はこういうの嫌いじゃない。という事で、質問の解答には参加させて頂きます。

1)コンピュータに入ってる音楽ファイルの容量
CDから取り込んだものが526M、ネットで落としたものが2.12G。この中にはずいぶん以前に集めていたゲーム音楽などのMIDIファイルも含まれる

2)今聴いている曲
昨日Download.comで落としたばかりの「Reasoning」(Ja'Quay)を聴いている。ジャンルはContemporary R&B。聴いていて耳に心地良い曲。Downloadcomは無料で楽曲がDLできるので愛用している。とにかく無料に弱いのです。


3)最後に買ったCD
ちょっと古いが「Lover's Live」(Sade)この直前に発売された「Lover's Rock」よりも、こちらの方が断然いい!

4)よく聞く、または特別な思い入れのある5曲
この質問はものすごーく難しい。その時の気分によっても変わるし。まあ仕方ないので無理矢理に選ぶけど、あくまでも現在の気分、そして順不同。

①夕陽は赤く(加山雄三)
②シー・ユー・イン・セプテンバー(テンボズ)
③ジャニスの祈り(ジャニス・ジョプリン)
④シー・ケイム・イン・スルー・ザ・バスルーム・ウィンドウ(ビートルズ)
⑤愛し過ぎて(オーティス・レディング)

いや~~、やっぱり選べません

5) バトンを渡す5名
最初に書いたような理由で、敢えてバトンを渡すのは自粛します。
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by oldblues | 2005-06-19 01:20 | Various

雨の日には

b0008880_2346137.jpgさすがに入梅して以来、ぐずついた天気が続いている。雨のシーズンなので、それにちなんで雨に関連する曲を採り上げようと思い、いろいろ迷った。
古今東西、雨をテーマにした曲は多く、そのものズバリ「雨」というもあるし、「雨を見たかい」「悲しき雨音」など、少し考えればいくらでも思い付く。
また歌謡曲の世界においては「雨の赤坂」「雨の御堂筋」「京都の雨」など、特に演歌系の歌のタイトルで「雨+地名」というのがひとつのパターンになっているようだ。

そんな中で今回選んだのが、内藤洋子「雨の日には」だ。若い人にはあまり馴染みが無いかもしれないが、往年の映画スターで、ものすごい人気があったのだ。喜多嶋舞のお母さんと言った方がわかりやすいかもしれない。しかし、画像を見てもわかるように、お母さんの方が喜多嶋舞の100倍魅力的だ(と思う^^;)

タモリ倶楽部の廃盤アワーなどで、常に高額ランキングに登場していた「白馬のルンナ」というシングル盤がある。「雨の日には」はそのB面、いや両A面の曲なのである。両方とも舟木一夫主演の映画「その人は昔」の挿入曲として使用され、もちろん内藤洋子自身が歌っている。

はっきり言ってどうでもいいような曲だし、内藤洋子の歌も決して上手いとは言えない(というよりもすごく下手)
でも、この年頃の少女だけが持つリリシズムや、透明感のある儚い美が感じられ、これはこれでアリなのではないかと思う。というか、本当の事を言うと、内藤洋子をアイドルにしていた僕としては、ものすごく好きな曲の1つなのだ。

雨の日には軒を伝う雨だれの
一番綺麗な雫を欲しいと思うの

あなたのために
あなたのために
あなたのために

ああ叱られてみたい またあなたに
叱られてみたい この私

記憶だけで書いているので少し違っているかもしれないが、だいたい歌詞はこんな内容だ。これを読んで胸がキュンとなる人は・・・ある世代よりも上の方だけだろう(笑)

しかし内藤洋子は単なるアイドルではなく、女優としてかなりの存在感を持っていた。当時の僕は子供だったので、彼女の映画をそれほどたくさん観たわけではないのだが、「伊豆の踊り子」などは最高のハマり役だったのではないだろうか?
この青春映画の名作については、美空ひばり、吉永小百合、山口百恵が主演した作品もそれぞれ観ているが、やはり内藤洋子に優る人はいなかったと思う。

*異議受け付けません(笑)
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by oldblues | 2005-06-18 23:51 | Various