大好きな音楽の話をしたいな


by oldblues
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カテゴリ:Rock( 13 )

Los Lonely Boys

b0008880_23123180.jpgロス・ロンリーボーイズは、メキシコ系アメリカ人であるガルサ3兄弟で構成されるトリオバンドだ。
バンド名の「Los」はスペイン語の冠詞である。続く「Lonely Boys」というのは、アメリカ社会におけるマイノリティの悲哀を表しているのだろうか。いや、これは想像にしか過ぎないのだけれど。

彼等の作り出す音楽はブルースやロックにラテン音楽が融合されたもので、歌詞の中にも頻繁にスペイン語が登場するためかエキゾチックな感じがする。リズムの乗りも独特だ。楽曲のメロディ・ラインはどれもキャッチーだし、ギターがよく歌う。気持ちのよいサウンドの中に哀愁が漂っている。

紹介しているのは2005年に日本で発売されたSpecial Editionというやつで、全15曲が収録されている。(輸入版は13曲)ヒットした曲といえば02 Heavenになるのだろうが、僕にとって最も聴き応えがあるのは7分を超える08 Ondaである。このアルバム以降、何枚も作品が発表されているけれど、僕はいまだにこのアルバムが一番だと思う。

01 Señorita
02 Heaven
03 Crazy Dream
04 Dime Mi Amor
05 Hollywood
06 More Than Love
07 Nobody Else
08 Onda
09 Real Emotions
10 Tell Me Why
11 Velvet Sky
12 La Contestación
13 Heaven (en Español)
14 More Than Love (en Español)
15 I Walk The Line
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by oldblues | 2013-03-20 23:16 | Rock

Momofuku

b0008880_22275181.jpg1. No Hiding Place
2. American Gangster Time
3. Turpentine
4. Harry Worth
5. Drum And Bone
6. Flutter And Wow
7. Stella Hurt
8. Mr. Feathers
9. My Three Sons
10. Song With Rose
11. Pardon Me Madam, My Name Is Eve
12. Go Away

エルビス・コステロの新作。バンド名義としては約4年ぶりということになる。趣味性の高いアルバムをいくつか発表していて、それはそれで悪くないのだが、僕のようなファンからすると、ちょっと違うんだよなあという気がしていた。しかし本作はいわゆるコステロらしいコステロが帰ってきたという感じで、そういう意味では安心して聴くことができる。

ところでアルバム・タイトルの「Momofuku」だが、これは日清食品の創業者でカップヌードルの開発者、安藤百福氏の名前から採ったということだ。それではなぜコステロがカップヌードルか。実はこれにはいろいろな説があるらしい。
他のミュージシャンのプロデュースをしながら、並行して自分のアルバムのための曲を書き溜めていたところ、どんどん着想が沸いてきてほとんど完成形というところまで出来上がってしまった。後はお湯を注げば出来上がり・・・というわけで、アルバム・タイトルを「Momofuku」に決めた。
こんなエピソードをラジオ番組で聞いたが、そのあたりが真実に近いのかなと思う。まあ、こういうのは諸説紛々とした方が面白いかもしれない。

聴いて直ぐに気に入ったのは「4. Harry Worth」。その他はあまり印象に残らなかったので、今回は魅力的な楽曲が少ないのかと最初は思った。しかし「噛めば噛むほど味が出る」というのがコステロの身上である。何度も聴くうちに、どんどん好きな曲が増えてくるのだ。

ポップなセンスに溢れた、しかしどこか屈折したほろ苦い大人のロック。やっぱシブいな、この人。
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by oldblues | 2008-07-05 22:31 | Rock

Nine Lives

b0008880_0411426.jpg1. I'm Not Drowning
2. Fly
3. Raging Sea
4. Dirty City
5. We're All Looking
6. Hungry Man
7. Secrets
8. At Times We Do Forget
9. Other Shore

「Nine Lives」というタイトルは、これがスティーブ・ウィンウッド9作目のソロアルバムであること、そして収録曲が9曲だということにも関係しているに違いない。文字通り、9つの違った人生を切り取って、その断面を映画のように見せてくれる作品である。

サウンド的には前作の「About Time」とそれほど大きく変わっていない。バンドの編成もほとんど同じで、ベース・ギターを入れず、スティーブがオルガンのペダルで代用しているというスタイルもそのままだ。しかし、前作ではオルガンと歌に専念していたスティーブが、本作ではギターも弾いている。

様々なジャンルのエッセンスをブレンドしたような音楽スタイルも前作同様だ。しかし「1. I'm Not Drowning」のようなブルース・フィーリング溢れる楽曲を聴いていると、もともと彼のルーツであるブラック・ミュージックの方に、力点が少しだけ移動しているのかなという気がする。

例によって1曲あたりの演奏時間は長いのだが、それが全く気にならない。捨て曲が無く、非常に充実した内容である。最初に聴いた時は、やはりエリック・クラプトンの参加で話題になった「4. Dirty City」が印象に残ったが、ゆったりしたグルーブを感じさせる「2. Fly」や「9. Other Shore」も気に入った。

そしてヘビー・ローテーションで聴くうち、全ての楽曲を好きになってくる。
また1枚、名盤の誕生である。
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by oldblues | 2008-06-08 00:43 | Rock

Shine

b0008880_22291947.jpg1. One Week Last Summer
2. This Place
3. If I Had a Heart
4. Hana
5. Bad Dreams
6. Big Yellow Taxi
7. Night of the Iguana
8. Strong and Wrong
9. Shine
10. If

初めて聴いた時、これは好きになりそうなアルバムだと思った。
ジョニ・ミッチェルという偉大なアーティストの存在は知っていたものの、これまでアルバムをちゃんと聴いたことが無かった理由は、その多方面に渡る才気あふれる活躍ぶりや、孤高の芸術家というイメージが先行して、彼女の創り出す音楽も、おそらくは高尚で難解なものではないかと、些か敬遠していたからだ。
しかしそんな僕の偏見は、とても良い形で裏切られた。

1曲目は意表をつくインスト・ナンバー。これが、まるで一幅の絵画を鑑賞しているようでとても快い。他の楽曲もなかなかに魅力的な作品ぞろいで、彼女のソング・ライティングの才能を改めて思い知らされる。存在感のある歌声。意外なほどのポップさ。優しいのにどこか厳しい――なぜかそんな印象を受ける。それにしてもカナダ出身のアーティストの歌は、ニール・ヤングなんかもそうなんだけど、どうしてこんなに内省的なのだろう。

なんと言っても一番のお気に入りは、タイトル曲にもなっている「Shine」。メロディがいい。歌も演奏もアレンジも完璧だ。7分半の大作なのに全く時間を感じさせない。もっともっと、ずっと長く聴いていたい。彼女の紡ぎだす音の世界にいつまでも浸っていたい。そんなふうに思わせられる、掛け値なしの傑作である。

惜しむらくは僕の語学力の拙さから、詩の内容がイマイチ深く理解できないことだ。でも、まあ仕方ない。きっと気持ちは伝わっていると思うから・・・
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by oldblues | 2008-05-23 22:33 | Rock

About Time

b0008880_23583865.jpg2003年にリリースされた、スティーヴ・ウィンウッドのソロ8作目である。既にお気づきのように、アルバムジャケットがそれまでの彼の作品のイメージとはいささか違う。このデザインから連想されるように、内容もラテン音楽やワールド・ミュージックなどを採り入れたサウンドになっている。しかし、ファンキーなリズムや、ソウルフルで洗練されたヴォーカルは健在で、これは紛れもなくスティーヴ・ウィンウッドの音楽なのだ。

正直言うと僕はそれほど彼の熱心なファンというわけではない。なので、このアルバムが、彼の長いキャリアの中でどんな位置付けとなるのかはわからないが、かなりイイ線いっているのは確かだと思う。

特徴的なのはハモンドオルガン。もちろんスティーブ自身が弾いているのだが、これがすごくカッコいい。あまり出しゃばることなくバックの演奏と渾然一体となり、バンドとしてのまとまりがとても感じられる。なんというか、空に向かって駆け上がっていくような開放感がある。

1. Different Light
2. Cigano (For The Gypsies)
3. Final Hour
4. Why Can’t We Live Together?
5. Domingo Morning
6. Now That You’re Alive
7. Bully
8. Phoenix Rising
9. Horizon
10. Walking On
11. Silvia (Who Is She?)

楽曲はどれもカッコよくて演奏時間の長さが苦にならない。僕のお気に入りは1.2.8などだが、特にどれか1曲と言われれば「11. Silvia (Who Is She?)」を選ぶ。この曲は11分以上もある大作で、静かなギターのイントロから始まり徐々に盛り上がっていく。中盤のギターとオルガンのソロはかなり力がこもっており、なかなかの聴き物だ。アルバム中の白眉と言っても良いのではないだろうか
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by oldblues | 2008-04-13 00:02 | Rock

Southern Star

b0008880_0334370.jpg1985年8月17日、テキサスはヒューストンでのライブを収録したブートレグ。ほとんどの音源はラジオ放送のために録音されたものらしい。ヴォリューム・レベルが曲によって違ったり、音質の悪い部分があったりするが、それはまあご愛嬌というところだろう。

Disc 1:
1. Ride Across the River
2. Expresso Love
3. One World
4. Romeo and Juliet
5. Private Investigations
6. Sultans of Swing
7. Why Worry
8. Walk of Life
9. Two Young Lovers

Disc 2:
1. Money for Nothing
2. Wild West End
3. Tunnel of Love
4. Brothers in Arms
5. Solid Rock
6. Going Home (Local Hero)

フルートの音に民族音楽を思わせるようなイントロが1分ほど続いた後、満を持したかのようにマーク・ノップラーのギターが入ってくる、ミディアムテンポの重々しいナンバー「Ride Across the River」でアルバムは幕を開ける。そこから、最後の「Going Home (Local Hero)」まで、全15曲が一気呵成の勢いで続いていく。演奏時間がやたらと長い曲もあって、正直いささか冗長に感じる部分がないでもない。しかし、それは僕がその場にいなかった故の感想であろう。演奏は力の入った素晴らしいものだし、聴衆の熱狂振りからもそれは伝わってくる。

思うに、アルバムとして完成された、作品としての音楽を聴くのと、ライブの会場にいて音楽を聴くという行為では、本質的に何かが違うような気がしてならない。ライブの場合は聞こえてくる音以外にも、演奏者の動作や表情、会場の雰囲気など、記憶媒体には記録できないような要素を全て含めないと、そのライブの良し悪しを判断するのが困難だからだ。しかしこのアルバムを聴く限り、そんな理屈をグダグダと並べるのは愚かしいことだと思える。熱のこもった演奏を楽しめばそれでいいのだ。

最近のソロアルバムではストイックな感じすらするほどに、あまりギター・ソロを聴かせてくれないマークだが、さすがにこのライブではケレンのない流麗なフレーズを弾きまくってくれる。ダイアー・ストレイツのファンなら必ずマーク・ノップラーのギターのファンでもあるに違いない。そして、そんな人にも必ず満足を与えてくれるのが、この「Southern Star」というアルバムなのだ。

マーク・ノップラーは「渋い」と評されることが多い音楽家だ。それは彼の歌い方や声質からイメージされているのだろう。しかし考えてみれば、彼ほど美しい音色で、ドラマチックなフレーズを紡ぎだすギタリストは、そうザラにはいない。「渋い」どころか最高に華麗なギタリストと言えるのではないだろうか。もっとも「渋い」という言葉を「Cool」という意味で使っているのだとしたら、それはそれで正しいのだろうけれど。
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by oldblues | 2008-04-06 00:37 | Rock

Ghost of a dog

b0008880_0505275.jpgエディ・ブリケル&ザ・ニュー・ボヘミアンズを初めて聴いたのは「Shooting Rubberbands At The Stars」をレンタルショップで借りたのがきっかけだった。それまで彼女の存在は知らなかったけれど、ジャケットに描かれたイラストが印象的だったし、なんといってもアルバムタイトルが粋じゃないですか。
そんなわけで、初めは「ジャケ買い」ならぬ「ジャケ借り」だったわけだ。つまりそれほどイラストのインパクトが強くて。

僕は、「センスの良いジャケットを持ったCDは音楽の内容も良い」という論の信奉者だ。たまには外れもあるけど、おおむねそういう傾向があるのではないだろうか。で、家に持ち帰り早速聴いてみると、自分の選球眼は間違っていなかったと、何となく誇らしげな気持ちになった。「これ、なかなかいいじゃん」というわけだ。

エディ・ブリケル&ザ・ニュー・ボヘミアンズは、ヴォーカルに紅一点のエディをフィーチャーしたバンドだ。そのサウンドは仄かに土の香りがするシンプルでストレートなロック。「フォーク・ロック」よりも少しロック寄りのような気がする。
けれんの無い演奏に乗って気持ちよく歌うエディのヴォーカルは、個性的でありながら嫌味が無く、とても素直に心に入り込んでくる。

そしてタイトルの「Ghost of a dog」そんな彼女たちの2ndアルバムだ。商業的な成功を収めた1に対し、こちらの方はあまりパッとしなかったようだ。しかし内容はというと、僕は1stに負けず劣ら素晴らしいと思う。ジャケットだってカッコいい。「田舎の家。犬小屋のそばではためく洗濯物」というシチュエーションの写真が使われ、僕の感覚からするとかなりセンスが良いと思われるのだ。

実はこのアルバム、中古品のワゴンセールで本日手に入れたばかり。何と360円という破格の値段で売られていたのである。いくら中古とはいえニュー・ボヘミアンズをなめてるんじゃないかと感じたくらいだ。(笑)

そして今、そのアルバムを聴きながらこのレビューを書いている。地味かもしれないが味のある作品。きっと何度聴いても飽きが来ないんじゃないかな。
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by oldblues | 2006-03-17 00:54 | Rock

True Colors

b0008880_0545764.jpg同じ頃にデビューしたマドンナよりも、僕はシンディ・ローパーの方が好きだった。ルックスの面では多少負けているかもしれないが、シンディの方がより強くロック・スピリッツを感じさせてくれたからだ。

そんな彼女のセカンド・アルバム「True Colors」は、デビュー・アルバムに比べて地味な印象がある。だが、この作品もまた1枚目に負けず劣らず良い曲が収録されているのだ。
1) Change Of Heartや、ご存知6)What's Going On、7)Iko Ikoなどがお気に入りだが、アルバム中の白眉は、やはりシングル・ヒットした「True Colors」だろう。

シンディ・ローパーと言えば、最近でこそ「落ち着いた大人の女性」という雰囲気だが、当時はその奇抜なファッションや派手なパフォーマンスから、陽気でぶっ飛んだロック・シンガーというイメージが強くあった。しかしそういう陽気なシンディも、「True Colors」を歌う内省的なシンディも、どちらも本当の彼女なのだ。

人間を単純に一元的なイメージだけで決めつける事は出来ない。人は、言うなれば複雑な多面体のようなものであり、ひとつひとつの面は独自の色を持ちながら刻々と変化して行く。そしてそのどれもが「True Colors」だと言えるのではないだろうか。

この曲を聴いてそんな事を考えた。
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by oldblues | 2005-11-20 00:54 | Rock

Heart & Soul

b0008880_2052236.jpg2005年の2月に発売された、現時点で最も新しいジョー・コッカーのアルバムだ。さすがに往年の迫力は無いが歌唱力は健在。汗の飛び散るような強烈なシャウトではなく、枯れた味わいがある。

曲目は

1.One
2.I (Who Have Nothing)
3.What's Going On
4.Chain Of Fools
5.Maybe I'm Amazed
6.I Keep Forgetting
7.I Put A Spell On You
8.Every Kind Of People
9.Love Don't Live Here Anymore
10.Don't Let Me Be Lonely
11.Jealous Guy
12.Everybody Hurts
13.One – Live

と、レノン、マッカートニーのものを始め、お馴染みの曲が並んでいる。尚、13)はUSリリースのボーナス・トラックだ。

こういうカバー曲というのはどうしてもオリジナルと比較したくなり、当然原曲とはイメージが違うので不当に低く評価されたりするというリスクがある。だがこのアルバムについては、そんな心配は杞憂のようだ。

また、ゲスト・ミュージシャンとして、エリック・クラプトン、スティーブ・ルカサー、ジェフ・バクスター、ジェフ・ベックなど、豪華なメンツが参加しているのも話題を呼ぶところだろう。

個人的には11)なんかが面白かったなあ。
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by oldblues | 2005-09-25 20:05 | Rock

Bloom

b0008880_21143299.jpg「Bloom」はエリック・ジョンソンの新作で先月リリースされたばかり。スタジオ録音としては「Souvenir」を除くと「ヴィーナス・アイル」以来という事になるので、実に9年ぶりだ。もっとも「ヴィーナス・アイル」自体が前作から9年ぶりの発売だったので、この人はかなり寡作なアーティストだと言える。力もキャリアもあるんだから、もう少したくさんの作品を発表して欲しいものだと思うが、それだけ作品を丁寧に練り上げているということなのだろう。

アルバムを通して聴いてみると、ノリの良いロック・ナンバーからカントリー&ウエスタン、果ては民俗音楽まで、非常に幅広い音楽を採り入れているのがわかる。強いて言えば、前作よりもジャズっぽい演奏が増えているようだが、そのどれもがうまく消化され、聴く者に違和感を起こさせないのはさすがである。

独特の音色で奏でられるリリシズム溢れる演奏も健在で、どの曲も安心して聴いていられる。しかしこの人の作品は、激しいのも静かなのも、インストも歌入りも、どんな曲も爽やかで透明感があるのは何故だろうな?

1.Bloom
2.Summer Jam
3.My Back Pages
4.Good To Me
5.Columbia
6.12 To 12 Vibe
7.Sea Secret
8.Sad Legacy
9.From My Heart
10.Cruise The Nile
11.Tribute To Jerry Reed
12.Your Sweet Eyes
13.Hesitant
14.Sunnaround You
15.Magnetized
16.Ciel

現段階で僕としてのお気に入りは8.9.12.13などだ。購入して日が浅いので、まだそれほど何度も聴いてはいない。今後聴き込んで行くうちに、自分自身の感覚がどのように変化して行くのか楽しみだ。つまり「何度も聴こう」という気持ちを起こさせるだけのアルバムなのである。
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by oldblues | 2005-07-24 21:13 | Rock