大好きな音楽の話をしたいな


by oldblues
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カテゴリ:Rock( 13 )

ヴィーナス・アイル

b0008880_0432974.jpgキャリアも実力も有り、優れた作品も発表しているのに、今ひとつ人気がブレイクしないというミュージシャンがいる。エリック・ジョンソンなどは、さしずめその代表選手のような人ではなかろうか?

そうは言っても、もちろんロック・ギター好きの間では、エリック・ジョンソンはかなり知られた存在だ。だが、彼の創り出す珠玉の音楽を聴いていると、もっともっと一般的な知名度が上がってもしかるべきだと感じる。彼のギターを知らないなんて、音楽ファンとして本当に損をしていると思えて来るのだ。

かくいう僕も、エリックを知ったのはかなり最近になってからだ。それまでは、雑誌などでよく名前を見かけるので気になってはいたが、実際に聴いた事は無かった。そんな矢先「ヴィーナス・アイル」が新アルバムとして発表されたので、いい機会だと思ってCDを購入したのが初めだったから、96年頃ということになるのだろうか。

アルバムを聴いて先ず圧倒されたのが美しい音色、美しい楽曲、破綻の無い流麗なプレイである。技術的に相当高度な事をやっているはずだが、彼が弾くとそれほど難しいように聴こえない。スポーツなどでも、名選手のプレイは、素人にはファイン・プレイが普通のプレイのように見えるというが、まさにエリックのギターはそういう名人芸に通ずる所が有る。

彼の演奏を聴いていると、ギタリストというよりも、精緻な細工を創り出す工芸家のように思える。きっと真面目で常に研究を怠らない職人のような気質の人なのだろう。そういう意味では、ジェフ・ベックとはまた違ったタイプの「ギター求道者」という感じだ。

【収録曲】
1.ヴィーナス・アイル
2.勝利の戦い
3.君のすべて
4.S.R.V.
5.孤独の夜
6.マンハッタン
7.キャメルズ・ナイト・アウト
8.ソング・フォー・リネット
9.朝の光の中で
10.パヴィリオン
11.ヴィーナス・レプリーゼ

バラツキが無く、どの曲も水準以上の出来栄えだ。強いて言えば同じテキサス出身のスティーヴィー・レイ・ヴォーンに捧げられた④のブルースが興味を惹かれるところである。

そういえばエリックの新作「Bloom」が最近リリースされたのだった。こちらの方は未聴だけど、当然ながら大いに興味が有る。明日はCDショップ行ってこようかな。
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by oldblues | 2005-07-17 00:44 | Rock

ソウル・トゥ・ソウル

b0008880_23321142.jpg乗っていたヘリコプターの墜落という悲劇的な事故で、早過ぎる死を迎えたスティーヴィー・レイ・ヴォーンは、おそらく僕の一番好きなギタリストだ。
しかし、どうして素晴らしいミュージシャンは若死にしてしまうんだろう?享年35才という年齢を考えると本当に惜しい。事故にさえ遭わなければと悔やまれてならないが、僕達は今、彼の遺してくれた音楽を聞き続けることしか出来ない。

スティーヴィーはものすごくギターが巧い。鬼のようなテクニックの持ち主だ。もちろんギターは巧けりゃいいというもんじゃないし、早弾きが出来たら偉いというものでもない。だが、彼の場合は着実で華麗なテクニックだけじゃなく、内面から溢れ出るブルース・フィーリングをも持ち合わせているのだ。特長のあるグリッサンドやチョーキングを聴けば、直ぐに彼の演奏だとわかるくらい個性的でもある。まさに無敵のブルース・ギタリストなのである。

しかし無敵のスティーヴィー・レイ・ヴォーンだが、彼には名演は数多くあるのに名盤は無いような気がする。(異論のある人はたくさんいらっしゃるだろうが、あくまでも私見です。勘弁してください。)
その理由ははっきりとわからない。しかし、どのアルバムにも共通していることだが、楽曲のバラつきがあるからではないだろうか。つまり、「全て名演」というようなアルバムが無いのである(私見ですよ。私見^^;)

そんな中で僕が推薦するのは1枚目~3枚目の作品。アルバム全体の質の高さからいえば2枚目の「テキサス・ハリケーン(Couldn't Stand The Weather)」のように思うが、個人的な好みで、今回は3枚目の「ソウル・トゥ・ソウル」を推したい。②ルッキン・アウト・ザ・ウィンドウと③.ルック・アット・ア・リトル・シスターの繋がり具合もキャッチーでカッコいいし、⑩のライフ・ウィズアウト・ユーは最高の聴き物だ。

スティーヴィーのヴォーカルは少し弱いと言われている。ブルースという音楽ジャンルの特質からすると、これはかなりの弱点と言えるかもしれない。しかしそれは「ギターと比べれば」というレベルの話であり、それなりの味があって僕は好きだ。それに敢えて歌わなくたって、これだけギターが歌えばいいのじゃないのかという気もする

・・・そう思いませんか?
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by oldblues | 2005-01-17 23:37 | Rock
b0008880_21153611.jpgコステロが発表しているたくさんのアルバムの中で、この「マイティ・ライク・ア・ローズ」はどんな位置付けにあるのだろう?彼のベストを選べと言われたら、それぞれのファンたちはそれぞれの作品を挙げるんだろうな。ま、そんなことはどうでもよくて、僕はこのアルバムが大好きなのである。

エルビス・コステロはカッコいい。エモーショナルなヴォーカル。ロック・スピリッツ溢れる楽曲。もちろんバラードもこの上なく魅力的だ。彼の声質と相まって、甘さの中にもビターな部分が同居しているところがよくて、作品に非常な深みを与えている。
「マイティ・ライク・ア・ローズ」は90年代初めに発表されたアルバムだが、上に書いたような彼の良い部分が凝縮されているように思う。どの曲もみんな好きだけど、その中でも僕の好きなのは「ソー・ライク・キャンディ」だ。美しく哀切なメロディ、ああ・・・

もともと彼はとても幅広い音楽性を持っているのだが、本質的にはロックの人だと思う。最近のアルバムを聴いているとジャズやクラシックへの傾倒が強く、賛否両論あるところだろうが、僕としてはちょっと寂しい気がする。なんと言うか、格調高くて高尚で、僕にとってはあまりにも渋すぎるのね。あ、もちろんそういう作品がダメというわけじゃないんだけど。

きっと彼にはやりたい事がいっぱいあり過ぎるんだろうな。スーパースターだし、その時点で自分のやりたい音楽をやれるような環境にもある。だけどたまにはこのアルバムのような作品も発表してほしい。ま、これは1ファンのわがままですけどね
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by oldblues | 2004-11-13 21:16 | Rock