大好きな音楽の話をしたいな


by oldblues
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31

カテゴリ:Pops( 14 )

シェイプス&パターンズ


b0008880_223212100.jpg音楽の好みはかなり幅広いと自負している。ジャンルやカテゴリーなどに拘らず、自分の基準で「良い=好き」と判断すれば、どんな曲でも受け容れている。
しかし、あまりにもお洒落な雰囲気のものは自分に似合わないという先入観があり(ダサい人間なのでコンプレックスがあるのかも)聞く以前に敬遠してしまって損をすることがある。スイング・アウト・シスターの場合がそうだった。

作品もたくさん発表しているし、そこそこメジャーな存在でもあるから、当然名前だけは知っていた。でもレコード店で見かけるジャケットには、いつもお洒落でカッコいい男女の写真が載っていて、「自分の世界とは違う」という雰囲気を感じていた。
しかしある日、ふとした気まぐれから彼らの「シェイプス・&・パターンズ」を聴き、ああどうしてもっと早く聴かなかったのだろうと、ひどく後悔する事となったのだ(笑)

①「サムホエア・イン・ザ・ワールド」から既に「あ、これ好きだ」と思った。ジャケット写真で見たお洒落でカッコいい美女(コリーン)は、歌声も伸びやかでとても美しい。②「ヒアー・アンド・ナウ」の、お風呂の中で歌っているようなモワっとしたぶ厚いサウンドも良い。懐かしくて新しい感覚。あーーー、いいなあ。⑫「アイシィ・コールド・アズ・ウィンター」は少し印象が違う。聴いているとまるで日本のわらべ歌をモチーフにしているような感じがする。アルバムを通して聴いてみて、最初最も印象に残ったのがこの曲だ。

その他、③「ウィ・クッド・メイク・イット・ハップン」⑪「あなたにいてほしい」など、このアルバムに収録されている全13曲の中に駄作は無い。ロックやジャズやラテンや、その他いろいろなジャンルの音楽を包含し、その全てをスイング・アウト・シスター流に料理して上質なポップスに仕立て上げているのは見事だ。

このアルバムでスイング・アウト・シスターの魅力に触れ、その後、遅ればせながら彼らの他の作品もじょじょに聴いて行った。しかし個人的な好みからすると、やはり「シェイプス・&・パターンズ」が最も素晴らしいと思える。偶然ながら最初にこれを聴いたのは幸運だった。今となって僕はそう考えるのである。
[PR]
by oldblues | 2005-02-12 22:36 | Pops

SINGLES

b0008880_21385011.jpg
トッド・ラングレンの、シングルカットされた作品を、発売順に並べたという2枚組のCD。えーと、確か日本だけの企画物だったのでは?
彼の名前は知っていても、それまでちゃんと聴いたことが無かった僕は、実はこのアルバムで初めてトッドのファンになったのだ。いや~、面目ありません。
しかしトッドはいい曲作りますね。楽器も何でもこなすし、さすがに才人と呼ばれるだけの事はある。

シングルカットされていない楽曲にも名作はあるので、このアルバムはいわゆるベスト盤とはちょっと違う。だが、僕がそうだったように「トッド初心者」には最適かもしれない。何しろ2枚組で曲数も多いし、どれをとっても魅力的な作品ばかりだ。ポピュラーミュージックのファンなら、この中の数曲は必ず好きになるに決まっている。そして、トッドという音楽家に少なからざる興味を持ち、オリジナルのアルバムをどんどん聴いていくことになるに違いないのである。

綺羅星の如く並ぶ楽曲の中でどれかを選ぶとしたら、僕なら「ハロー・イッツ・ミー」だな。もちろん他にも好きな曲はたくさんあるけど、やはりこれが一番。何度聴いても飽きないし・・・あ、それとこの人の歌は上手い。超うまい。別のアルバムでソウル・バラードのメドレーを歌っているけど、これなんか最高だもんな。「天は二物を与えず」と言うけど、彼に限っては二物どころか三つも四つもの才能を与えられている。やはり神様というのは公平では無いようだ。

蛇足だけど、ジャケットのイラストは河村要助氏。なんだか実物よりも恐い顔になってしまっているけど、これはこれで雰囲気があっていいと思うのだ。
[PR]
by oldblues | 2004-11-30 21:41 | Pops

Stronger than pride

b0008880_2227258.jpg
Sadeはけっこう好きな歌手である。いや、「けっこう」ではなく、ものすごーく好きな歌手だと言った方がいい。お洒落で上品でセクシーで、最上級のポップ・ミュージックを聞かせてくれる。
で、Sadeは「ものすごーく好きな歌手」なので、全部ではないがアルバムもけっこう持っている(また「けっこう」が出ましたが)。何しろファンなので、どのアルバムも全部好きなのである。その中から、今回「Stronger than pride」を採りあげたのは、僕が彼女を知るきっかけになった作品だからだ。

もともとブルースやロックが好きだった僕は、お洒落な音楽というものをあまり聴いたことが無かった。Sadeのことも、一昔前に流行ったCafé Barなどというところでかかっている、お洒落ではあるが浅薄で胡散臭い音楽をやっている人だろうと決め付けていたのである。でも、ジャケット写真を見ると美人でセクシーだし、「まあ、たまにはこんなのを聴いてみようかな」という気まぐれから、借りて聴いてみることにした。そして、一度聴いただけで彼女の歌にノック・アウトされたのだ。

彼女のハスキーな声が好きだ。そして歌うときの息使いもいい。彼女の場合はセクシーと言っても決してべたべたしてないんだよね。品があるというか・・・んー、何もないぽっかりとした青空を見上げているような開放感がある。歌詞の内容はわりとヘヴィだが、悲壮感の無いところがいい。ちなみにタイトル曲は「Love is stronger than pride」なので、直訳すれば「愛はプライドよりも強い」でしょ。内容も、恋に生きる女の一途な気持ちを歌ったもので、これだけ書いているとなんか演歌の世界のように思えてくるけど、陰惨な感じがしないのだ。
Sadeの歌がメインなのは当然だが、バック・バンドもまたいい。エキゾチックな魅力に溢れた楽曲にピッタリはまったアレンジで、上質な演奏を提供している。彼らは、まさにSadeと一心同体というか、完全にシンクロしているといっても過言ではないだろう。

もしあなたが、まだSadeを知らないのなら、一度ここを訪ねてみるといい。曲の試聴もできるしムーヴィーも観られる。お洒落な彼女にふさわしいスタイリッシュなサイトだ。
[PR]
by oldblues | 2004-11-23 22:31 | Pops

うつろな愛



b0008880_23485555.jpg
「あんたってうつろな人ね」と彼女は歌う。それにしても「You’re so vain」が「うつろな愛」とは、上手く訳したものだな。

 当時ギンギンのロック少年だったぼくは、へヴィなロックしか聞かないぞという姿勢。ポップスや歌謡曲などは眼中に無かったのね。
 でも、その頃好きだった下級生の女の子が、この曲はいいよって、レコードを貸してくれた。CDじゃなくて、いわゆるドーナッツ盤というやつである。

 彼女にホれていた僕としては、当然主義主張などあっさり撤回し、彼女が好きと言うのなら、それがどんな曲かどうしても聞いてみたい。そして僕も絶対にその曲を好きになる・・・ま、そんな事を考えていたわけです。
ポリシーなんぞ無いんですな(^^;)

「あんたってうつろな人ね」というのは、実は彼女の訳でして「あんたは、この歌があんたの事を歌ってると、多分そう思ってるでしょ?」と続ける。
そして「この曲に出てくる『あんた』というのは、実はミック・ジャガーのことを言ってるらしいのよ」とも教えてくれた。

でも僕はミックみたいにカッコ良くないし、君はカーリー・サイモンみたく大人じゃない。それに「あんた」という呼びかたは君に似合わないってば。
―――僕はそう思っていたんだぜ。
[PR]
by oldblues | 2004-08-08 00:49 | Pops