大好きな音楽の話をしたいな


by oldblues
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インカ・クイーン

b0008880_22122067.jpg数あるニール・ヤングのアルバムの中で、本命ではないけれど愛聴盤というのが「ライフ」(87年)である。調べてみたら通算21枚目というから、やっぱりたくさん出してるなあ、この人。

ご存知ニール・ヤングは、今は年をとってそれなりに丸くなっているようだけれど、実はかなりイっちゃってる人だ。目つきも鋭く、かなり怖い。それなのに声はすごく優しくてナイーブな感じがする。その声で美しい曲を歌うかと思えば、一方で大音量の爆裂ロックを歌う。なんかこう書くと支離滅裂でめちゃくちゃな人のようだが、どれもがニール・ヤングの真の姿なのだと思う。
「優しい狂気」・・・仮に彼の内面を一言で表現するならそう定義したい。
そんな彼のバック・バンドとしてクレイジー・ホースのサウンドは相応しい。このアルバムで6年ぶりに競演したらしいが、聴いていてやはり一番しっくり来る。

「ライフ」の中で僕のお勧めは①ミッドイースト・ヴァケーション⑤トゥー・ロンリー ⑨ウィ・ネヴァー・ダンストなど。⑤ではいきなり「さみしい!さみしい」の連呼で、いい年したおっさんがどうしたのかという感じもするが、感情がストレートに伝わって来てよい。⑨も、哀愁に満ちた曲で、ニールの声質と相まって、聴いていると本当に切ない気持ちになる。

だが、このアルバムの中で一番の聴き物は、④インカ・クイーンだろう。南アメリカのペルー高原あたりに君臨したインカ帝国の女王をモチーフにした曲で、歌詞の内容はよくわからんが(^^;)非常に面白い魅力を持った大作だ。イントロや間奏のアコギは時に繊細に、時に骨太な旋律を奏で、あたかも古代の楽器のような印象を与える。鳥の声のようなイフェクトも加わり、いやが上にもエキゾチックな雰囲気を醸し出す。

この曲がニール・ヤングらしいのか、らしからぬのかわからない。でも一度は聴く価値のある名曲だと思いますよ。
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by oldblues | 2005-01-26 22:14 | Old Rock
b0008880_22162350.jpg初めて買ったロックアルバムが、ザ・フーの「ライブ・アット・リーズ」だ。ツェッペリンやパープルじゃ無いところが渋いでしょ?(笑)

もちろん当時はフーに関する知識など無く、日本では不当なほど知名度が低いけど、本国イギリスではストーンズやビートルズと並び称される程のバンドだということも、このレコードがロック史に残る伝説のライブ・アルバムだという事も知らなかった。

それなのに何故このアルバムを選んだかというと、第1には③のサマー・タイム・ブルースを知っていた事。この曲は当時かなり流行って、深夜放送などで聞いた事が有ったのだ。第2はジャケット帯の「熱狂のステージ」という惹句のせいだ。

ティーン・エイジャーだった僕は、ロックというのはとにかく激しい音楽で、ヴォーカルは絶叫し、ギターはうなり、ドラムはドカドカ、ベースはブンブン、聞いてる大人たちは耳を押えて逃げ出す・・・そういうものじゃなきゃ本物では無いと思っていた。だから「熱狂のステージ」ならば、必ずや自分の希望を叶えてくれるようなサウンドに違いない・・・そう思ったわけである。

で、この選択は当たりだった。ピートのノイジーなギター。ロジャーの吼えるヴォーカル。暴れまわるキースのドラム、唸るジョンのベース。彼らは本物のロック・バンドであり、僕の前に本物の「熱狂のステージ」を展開してくれた。ロックという音楽を聴き始めの頃にこのアルバムに巡り合った事は、僕にとって非常に幸運だったと言えるだろう。

オリジナルのアナログ盤は6曲しか入ってなかったけど、25周年盤で大幅に曲数が増え、その後またデラックス・エディションで2枚組みにまで拡大した。こちらの方はまだ聴いた事がないのだけれど、是非聴いてみたい1枚(2枚?)である。
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by oldblues | 2005-01-23 22:18 | Old Rock

夏との別れ

b0008880_0474629.jpg初代ネーネーズが95年にリリースしたアルバム「夏~うりずん」の2曲目に収録されている作品。この歌を聴いていっぺんにネーネーズ・ファンになった。
もともと沖縄音楽がそれほど好きだったわけではない。深夜のテレビ番組でネーネーズが歌っている場面をチラッと見て興味を惹かれたのだ。沖縄の民族衣装を来た女性コーラスグループが、島唄独特の節回しで歌うのを聴くのは、不思議な魅力とインパクトを僕に与えたのである。

しばらくしてそんな印象も薄れた頃、近所のレンタルショップでネーネーズの名前を見つけた。そして数枚のCDの中から「夏~うりずん」を選び、初めて彼女達の歌をちゃんと聴く事が出来たのだ。
後で考えてみるとこのアルバムは、沖縄の島唄よりもワールド・ミュージックよりの作り方がなされているように思う。ホノルルのスタジオで録音され、スチールギターやウクレレの入った曲があるからかもしれないし、5曲目に「何日君再来」が採り上げられているからかもしれないし、曲によって非常にポップなアレンジをされているからかもしれない。

さて「夏との別れ」だが、都会へ出て行ったかつての同級生達が、久しぶりに故郷の居酒屋で顔を合わせ・・・という内容の曲。島唄とポップスが融合したような曲調で非常に素晴らしいバラードだ。「卒業写真の数よりも少ない顔が居酒屋で うなる島唄ああいいね 弾く三線がああいいね」という歌詞も泣かせる。

伝統的な島唄とは違うのだろうが、僕のようにあまり沖縄音楽に造詣が深くないものにとっては、こういった曲の方が聴き易く且つ魅力的に思える。
だからなのか、この後もネーネーズのアルバムを何枚も聴いたけれど、「夏との別れ」を超える曲には出会っていない。と言うよりも、この曲は僕にとって、ネーネーズの中で一番好きな曲ではなく、あらゆる楽曲の中でもかなり好きな方の曲なのだ。
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by oldblues | 2005-01-23 00:52 | Various

ソウル・トゥ・ソウル

b0008880_23321142.jpg乗っていたヘリコプターの墜落という悲劇的な事故で、早過ぎる死を迎えたスティーヴィー・レイ・ヴォーンは、おそらく僕の一番好きなギタリストだ。
しかし、どうして素晴らしいミュージシャンは若死にしてしまうんだろう?享年35才という年齢を考えると本当に惜しい。事故にさえ遭わなければと悔やまれてならないが、僕達は今、彼の遺してくれた音楽を聞き続けることしか出来ない。

スティーヴィーはものすごくギターが巧い。鬼のようなテクニックの持ち主だ。もちろんギターは巧けりゃいいというもんじゃないし、早弾きが出来たら偉いというものでもない。だが、彼の場合は着実で華麗なテクニックだけじゃなく、内面から溢れ出るブルース・フィーリングをも持ち合わせているのだ。特長のあるグリッサンドやチョーキングを聴けば、直ぐに彼の演奏だとわかるくらい個性的でもある。まさに無敵のブルース・ギタリストなのである。

しかし無敵のスティーヴィー・レイ・ヴォーンだが、彼には名演は数多くあるのに名盤は無いような気がする。(異論のある人はたくさんいらっしゃるだろうが、あくまでも私見です。勘弁してください。)
その理由ははっきりとわからない。しかし、どのアルバムにも共通していることだが、楽曲のバラつきがあるからではないだろうか。つまり、「全て名演」というようなアルバムが無いのである(私見ですよ。私見^^;)

そんな中で僕が推薦するのは1枚目~3枚目の作品。アルバム全体の質の高さからいえば2枚目の「テキサス・ハリケーン(Couldn't Stand The Weather)」のように思うが、個人的な好みで、今回は3枚目の「ソウル・トゥ・ソウル」を推したい。②ルッキン・アウト・ザ・ウィンドウと③.ルック・アット・ア・リトル・シスターの繋がり具合もキャッチーでカッコいいし、⑩のライフ・ウィズアウト・ユーは最高の聴き物だ。

スティーヴィーのヴォーカルは少し弱いと言われている。ブルースという音楽ジャンルの特質からすると、これはかなりの弱点と言えるかもしれない。しかしそれは「ギターと比べれば」というレベルの話であり、それなりの味があって僕は好きだ。それに敢えて歌わなくたって、これだけギターが歌えばいいのじゃないのかという気もする

・・・そう思いませんか?
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by oldblues | 2005-01-17 23:37 | Rock
b0008880_22515612.jpg「アット・フィルモア・イースト」と題されたライブ・アルバムがどれだけあったことだろう。そして、たくさんの名演・名盤を生んできたフィルモア・イーストでのライブ・アルバムの中で、名盤中の名盤がオールマン・ブラザーズ・バンドのこれだ。

あまりにも有名だし、全てのロック・ファンが当然知っているはずの作品なので、今さら僕が何を言っても蛇足にしかならない。しかし、オールマンズの1ファンとしては、どうしても避けて通れない1枚なのだ。

オールマン・ブラザーズ・バンドは、デュアンとグレッグのオールマン兄弟を中心に活動していたアワ・グラスが発展して出来たバンドで、スライド・ギターのデュアン亡き後も解散や休止、メンバーチェンジなどの紆余曲折を経て現在まで活動を続けている。発表された作品もたくさんあるが、僕のようなオールド・ファンにとっては、やはりデュアン在籍中のアルバムに思い入れが深いのは否めない。もちろんそういう情緒的な部分を抜きにしても、このアルバムの内容が再上級に素晴らしいのは言うまでもないけれど。

収録されている曲目は①Statesboro Blues②Done Somebody Wrong③Stormy Monday④You Don't Love Me⑤Hot 'Lanta⑥In Memory Of Elizabeth Leed⑦ Whipping Postの7曲で、最初のステイツボロ・ブルースが始まった瞬間、既にその圧倒的な音世界に惹き込まれる。ぐいぐいと引っ張っていくようなグルーブと天駆けるデュアンのスライド・ギターは、まさに圧巻。「すごい!」の一言である。
どれもこれも名演ぞろいだが、個人的な好みとしては①③⑥。また「エリザベス・リードの追憶」はディッキー・ベッツの曲の中ではベストだと思う。

いずれにしても、スリリングなインター・プレイの連続は、ロック史上に燦然と輝くライブの名盤の名に恥じない。ロック・ファンだけではなく、全ての音楽ファンに聴いて欲しい作品である。
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by oldblues | 2005-01-16 22:59 | Old Rock
b0008880_22302214.jpg詩人、歌手、画家、エッセイストと多才な顔を持つ友川かずきが、70年代終わり頃に発表した異色作である。何が異色かというと、このアルバムは友川が愛する詩人、中原中也の詩に曲を付けた作品集で、オリジナルの楽曲が一つも入ってないことだ。

収録された曲目リストは①サーカス②臨終③湖上④歸郷⑤桑名の驛⑥夏の日の歌⑦汚れつちまつた悲しみに⑧春の日の夕暮⑨六月の雨⑩坊や の10曲で①や⑦は教科書にも載っているであろうというくらい有名な作品。

中也ほどに人気が高く、また著名な作品に曲を付けるというような試みは、ある意味で無謀とも言える。どうしても曲が詩に負けてしまったり、未消化になってしまったりするものだ。そのため、原作に対するオマージュは感じられるものの、作品としては完成度が低くなりがちになってしまうのである。

しかし、友川のこのアルバムは違う。「中原中也のこの詩にはこのメロディしかありえない」と思わせるくらいに自然な仕上がりになっている。これは友川の詩人として文学者としての資質が、中也にかなり近いものである証左と言えるかもしれない。

収録された楽曲はどれもこれも素晴らしい。だが僕の好みで選ぶならば、①③④をお勧めする。特に「湖上」は美しいバラードで、中也の描く詩世界と友川の歌と曲がシンクロし、背筋が凍るほどの凄まじい美しさを感じさせてくれる。

友川かずきは現在も多方面に渡り活動している。だが僕は彼の「桜の国の散る中を」(80年発表)以来、いつの間にか遠ざかってしまい、最近の活躍ぶりを知らない。そこで、今回この原稿を書くにあたって友川かずきウエブ・サイトを訪ねてみた。そこには彼の近況や絵画の紹介、ライブの写真などが掲載されているのだが、写真で見る限りすごくお洒落で垢抜けた人になっていた。

でもライブでは今でも秋田弁でMCしてるのかな?
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by oldblues | 2005-01-15 22:34 | 70's Rock&Folk(J)
b0008880_052363.jpg亡くなった親父が生前ヨーロッパ旅行に出かけた事があった。もうずいぶん以前のことである。「土産は何がいい?」と聞くので、なんでもいいからロックのレコードを買って来てくれるように頼んだ。
しかし、ロックのレコードなんて言ってもわかりはしない。だから、ジャケットの写真を見てとにかくやかましい音楽だろうなと思うのを買って来てくれと申し添えた。
で、親父が買って来てくれたお土産の中の1枚が、トラフィックのアルバムだったのだ。これは当たりだった。他のはちょっとピントが外れてたけどね(親父、ゴメン^^;)

トラフィックは言わずとしれた天才、スティーヴィー・ウィンウッドが結成したバンドで、この話題になると必ずスティーヴィーの名前が出て来るけど、他のメンバー(デイブ・メイソン、クリス・ウッド、ジム・キャパルディ)の存在も大きかったと思う。中でもデイブ・メイソンは好きなギタリストで、彼のリーダー・アルバムも2-3枚持っているが、破綻のない流れるようなフレーズを弾くいいギタリストだ。

話をもどすが、「ミスター・ファンタジー」は1967年に発売された彼らのデビュー・アルバムである。お気に入りは④「ノー・フェイス・ノー・ネーム・ノー・ナンバー」(これは美しいバラード)と、⑤「ディア・ミスター・ファンタジー」だ。

「ディア・ミスター・ファンタジー」は演奏時間も長く、けっこう前衛的な作品。まあ、当時で言うとサイケデリック・サウンドというところだろう。スティーヴィーの歌、デイブ・メイソンのギター、ドラマチックな展開と、さすがタイトル曲に相応しく聞き応えのある楽曲になっている。

いずれにしても僕にとってはいろんな意味で思い出深いアルバムであり曲である。ところで、最近発見したんだけど、WINAMP.COMでトラフィックのこの曲(ディア・ミスター・ファンタジー)が聞けるんですよ。興味のある方は是非どうぞ。でも、WINAMPをDLしないとダメかもしれませんけどね。
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by oldblues | 2005-01-10 00:57 | Old Rock

雨を見たかい?

b0008880_1345783.jpgCCRというバンドがあった。はっきり言って演奏はそう巧いとは言えない。あまり難しい事はやらないし、華麗なインプロビゼーションの応酬があるわけでもない。しかしシンプルでストレートなロックン・ロールをやらせたら、この人たちの右に出るものはないという魅力を持っている。

そして、その魅力の大半を占めるのがジョン・フォガティのヴォーカルである。土臭い曲調にマッチした力強い歌声で、今でもアメリカの国民的歌手として活躍している。少し鼻にかかった歌い方はきっとカントリーの影響を受けているのだろう。

CCRには数々のヒット曲がある。どれもいい曲だが、一番メジャーな曲というと、おそらく「プラウド・メアリー」か「雨を見たかい?」になるのではないだろうか?曲を聞けばおそらく誰もが一度は耳にした事があり、ああこれをやってるのがCCRだったのかと気が付くに違いない。

「雨を見たかい?」はアルバム「ペンデュラム」に収録されている。アコギのストロークでイントロが始まる印象的な曲だ。ここでもジョン・フォガティの歌が活躍する。原題は「Have you ever seen the rain」で、邦題の「雨を見たかい?」という、まるで英語の授業に出てくるような訳が、逆に新鮮な印象を与える。

余談だが、ペンデュラムには「手荒い覚醒」という楽曲がクレジットされている。しかし、こういう実験的な試みはCCRにはそぐわないのではないだろうか。CCRに対して、誰もビートルズになることを望んではいないのだから。

余談をもう一つ。CCRというのは略称で、「クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル」というのが正式なバンド名だ。そして、この頃はなんかの流行だったのかも知れないが、長い名前のバンドがけっこう多かった。
CCRの他にも「NGDB」「NROPS」「QSMS」・・・さて、正式な名称がわかりますか?
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by oldblues | 2005-01-09 01:37 | Old Rock

ミニ・ザ・ムーチャー


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前回ブルース・ブラザーズの事を少し書いたら、この映画に出演していた豪華ゲストミュージシャンたちを思い出した。アレサやJBなど超有名なアーティストが、思いがけない場面でチョイ役で出演する。そんなところもこの映画の楽しいところだった。

ブルース・ブラザーズの2人(ジェイクとエルウッド)が、自分達が育った孤児院を救うためのコンサートを計画する。ところが彼らが真面目にやればやるほどトラブルが起こり、出演時間に間に合いそうにない。客はザワザワし始めるし、仕方ないので興行師の男が場つなぎで1曲歌う事になった。
場面が切り替わると、ゴージャスな演奏に乗り、白い燕尾服を着た男(興行師)が踊りながら舞台に登場する。・・・これがキャブ・キャロウェイなのだ。歌うは「ミニ・ザ・ムーチャー」

恥ずかしながら僕はこの映画を観るまでキャブ・キャロウェイの存在を知らなかった。そしてそれ以降も、「ミニ・ザ・ムーチャー」以外の曲を聞いた事がない。しかし、それでもこれだけ記憶しているのだから、いかに彼の歌がすごいインパクトを与えたか想像出来るでしょ?

この人の歌はどんなジャンルになるんだろう?うーん、ジャンプ・ブルースかな?ま、元々はジャズの人なんだろうけど。
とにかく登場の仕方からしてカッコいい。観客を煽り、乗せ、歌い踊り・・・とにかくカッコいいとしか表現出来ないのだ。
アルバムは普通のレコード店ではあまり見かけないけど、「ミニ・ザ・ムーチャー」は「ブルース・ブラザーズ」のサントラで聞く事が出来る。

調べてみたらキャブ・キャロウェイは94年に亡くなったらしい。「ブルース・ブラザーズ」が80年ごろだったし、出演当時も既にけっこうなお年だったから、まあ長生きしたのだろう。どうやら最後までファンキーでノリノリの歌を披露していたということだ。

キャブ・キャロウェイ。この人こそ世紀のエンターテイナーだ!
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by oldblues | 2005-01-04 23:31 | Various
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シカゴにデルマークというインディペンデント・レーベルがある。ブルースやジャズのレコードを出してるんだけど、そのデルマーク・レーベルの名盤が復刻され、シリーズで発売された事があった。もうずいぶん以前の事になる。確か「デルマーク・マスターピース・シリーズ」というような名称で、その第1回目に発売された10数枚の中に、マジック・サムのアルバムも含まれていたのだ。ブルースに関心を持っていた僕は、これをいい機会にと、シリーズの中から2枚のアルバムを手に入れた。1枚は「ウエスト・サイド・ソウル/マジック・サム」、もう1枚は「フードゥーマン・ブルース/ジュニア・ウェルズ」だ。そしてこれは両方とも大当たりだった。

それまでの僕はロック・ファンで、ブルースが好きと言っても、白人のロック・バンドが演奏するブルースしか聞いた事がなかった。だから本物の黒人ブルースマンの音楽を聞いたのはほとんど初めてだった。
今考えてみればマジック・サムのブルースは、ロック・ファンにとっても比較的とっつきやすいものではないかと思う。ハイ・トーンのヴォーカル、流麗なギター。でもそこはそれ、独特のグルーブやエグ味がありますからね。やはり慣れるまでは少し時間がかかったような記憶がある。

しかしいったん慣れてしまうと、あとはもうブルースの魅力に取り付かれ、どんどん深みにハマって行くというのが常道だ。(笑)だから当時はけっこうブルースのレコードを買ったなあ。この「ウエスト・サイド・ソウル」なんか、CDでも持ってるんですよ。まあ、それだけ印象が深いし、演奏も素晴らしいという証拠だと思うんですけどね。

アルバムはどれもいい曲ばかりで、陽気なブギもあればスローでディープな、こてこてのブルースもある。お気に入りは①ザッツ・オール・アイ・ニード④オール・オブ・ユア・ラヴ⑤アイ・ドント・ウォント・ノー・ウーマン⑥スウィート・ホーム・シカゴあたりだろうか。

余談だけど映画「ブルース・ブラザーズ」で、バンドが「スウィート・ホーム・シカゴ」を演奏する時、ジョン・ベルーシが(ダン・エイクロイドだったか?)が歌い始める前に「故マジック・サムに捧ぐ」というような事を言っていた。あ、この人たちもマジック・サムが好きなんだと、なんだか嬉しくなったものである。
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by oldblues | 2005-01-04 21:58 | Blues