大好きな音楽の話をしたいな


by oldblues
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愛は勝つ

b0008880_0115266.jpg少し前、KANの歌う「愛は勝つ」というメガ・ヒットがあった。「少し前」などと書いたが、調べてみると、この歌が世に出たのは1990年であり、もう15年も経過しているのだ。当時既に大人だった僕は、つい「少し前」などと思ってしまう。いやはや年は取りたくないものです。

心配ないからね 君の想いが
誰かに届く明日はきっとある
どんなに困難で挫けそうでも
信じる事さ 必ず最後に愛は勝つ

恋愛は一種の狂気だ。たとえ現在幸福な恋をしている人でも、いつかそれが終えてしまうのではないかという恐れを常に持っている。ましてや、叶わぬ(多分)恋に落ちている人は、それがやはり永遠に叶わないであろうと、心の底ではいつも怯えているのだ。

ある程度大人になると、常に「愛は勝つ」わけではない事を、誰もが経験的に知っている。愛は金や距離や打算や環境に、しばしば負けてしまうものなのである。

しかしこの歌は、そんな不安を一時的にも払拭してくれる。いくら真剣に思いを込めても、それが届くとは限らないとわかっている。わかっているが故に「必ず最後に愛は勝つ」と歌うのだ。

「愛は勝つ」は、そんな全ての恋愛病患者達に熱狂的に迎えられた。一方、そんなひねくれた心を持たない無垢な子供達は、歌の持つパワーをもっと素直に受け容れた。

この歌が大ヒットした理由は、実はそこらあたりにあるのではないだろうか。
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by oldblues | 2005-10-27 00:14 | J-POP

夢に消えるジュリア

b0008880_18494941.jpgサザンオールスターズの曲じゃなく、ピンクフロイドの方である。僕はこの曲を「RELICS(ピンクフロイドの道)」というベスト・アルバムで知った。腰巻には「ピンクフロイドの道はプログレッシブの道なり」と書いてあり、カッコいいなあと思った記憶がある。

「RELICS」がリリースされたのは70年代の初め頃で、ベストと言っても、当然ながら「狂気」以降の有名曲は入っていない。しかし、シングルのみで発売された比較的レアな曲が収録されている事もあり、初期のフロイドを知る上では恰好のアルバムと言えるかもしれない。曲のライン・アップを眺めてみると、良い曲ばかりが入っているではないか。もっとも「ベスト」だから当然だけど。

1.アーノルド・レーン
2.星空のドライヴ
3.シー・エミリー・プレイ
4.追想
5.絵の具箱
6.夢に消えるジュリア
7.ユージン,斧に気をつけろ
8.サイラス・マイナー
9.ナイルの歌
10.バイディング・マイ・タイム
11.バイク

「夢に消えるジュリア」の原題は「Julia Dream」。いわゆる意訳ということになるだろう。これはなかなかうまい邦題の付け方ではないだろうか。少なくとも「See Emily Play」を「エミリーはプレイガール」とするセンスよりはマシだと思う。

この曲は後のフロイドの大作とは違って演奏時間も短く、シンプルなコードを使った親しみやすいメロディの小品だ。しかしそこはピンクフロイドだからして、イエフェクターを使用するなどの仕掛けもこらされている。

1)2)6)8)9)10)などが僕のお気に入り。ここまで書いてきて、初期のフロイドもいいなあと改めて思い知らされているのである。
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by oldblues | 2005-10-23 18:53 | Old Rock

回帰線

b0008880_17522812.jpgメジャーな音楽シーンとはあまり縁がないが、南正人は長く活動している人である。大ファンというわけでもないのに、彼のアルバムを3枚持っている。フェイバリットに挙げることはないけれど、いつまでも心に残る存在だ。

「回帰線」でデビューしてから、もう30年以上が経過した。そして彼は今でも全国をツァーして回っている。変わらずに「風のように自由に旅する人生」を実践している。これはとてもすごい事だ。誰もがこういう生き方に憧れて口にするけど、実際にやるのはとても難しい。

「回帰線」は71年の作品で、音楽性や演奏の技術だけに注目するならば、後の作品の方が優れていると言えるかもしれない。しかし、このアルバムを初めて聴いた時の衝撃は今でも鮮やかに蘇る。

1.TRAIN BLUE
2.夜をくぐり抜けるまで
3.こんなに遠くまで
4.海と男と女のブルース
5.It Can't Be Over
6.愛の絆
7.青い面影
8.悲しみ忘れた悲しさ
9.果てしない流れに咲く胸いっぱいの愛

1)3)4)5)などが僕のお気に入りだ。特に「ヨコスカ・ブルース」という別名の付いた4)の歌詞がカッコ良くて、自分でもギターを抱えて真似して歌ったものだ。でも当時まだ子供だった僕には、歌詞の深い意味なんてわかりはしなかったけれど。

男の心は海の広さ
女の心は海の青さ
海が荒れれば心が燃える
海と男と女のブルース
捨てても捨てられても うらみっこ無しさ
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by oldblues | 2005-10-16 17:53 | 70's Rock&Folk(J)
b0008880_1011767.gif70年代初頭、日本人によるブルース・バンドが次々と結成され、それまでマイナーだった「ブルース」というジャンルの音楽が、俄かに身近なものとして注目された。それはムーブメントと呼ぶにはあまりにもささやかなものだったかもしれないけれど、確実にこの国でブルースを根付かせるパワーを持っていた。そして、その中心的な役割を果したのがWest Road Blues Bandなのである。

本作品は彼らの2枚目のアルバムで75年にリリースされた。デビュー・アルバムが少し生硬であったのに比して、地元京都会館でのライブ・アルバムということもあり、熱気に溢れた完成度の高い作品に仕上がっている。惜しむらくは、バンドのもう1人の看板ギタリストであった、山岸潤史が渡米のために脱退してしまっていることだが、塩次伸二をはじめ、新加入したメンバーの頑張りは、それを補って余りあるものだ。
このずっと後、再結成されてニューヨークでのライブも発売されているが、僕としては「愛着」という点からも、このアルバムが彼らのベストであると未だ思っている。

Side:1
1.I Wish My Baby
2.Somebody's Got To Go-Tired Of Your Jive
3.If I Had It To Do All Over Again
4.Black Eyed Blues

Side:2
1.I've Got To Love Somebody's Baby
2.I'll Sing The Blues For You
3.Treat Me So Low Down
4.Hymn To Freedom

Side:3
1.I Won't Leave
2.Mary Had A Little Lamb
3.Please Send Me Someone To Love
4.七転八倒

Side:4
1.Yakety Yak
2.Outside Help
3.Kyoto Soul Stew
4.おおきに(Blues After Hours)

曲目はご覧の通りBBキングからジョー・コッカーまで、はては関西弁を駆使したオリジナルと、バラエティに富んでいる。しかしその根底にあるのは、ブルースへの愛情以外の何物でもない。

このアルバムは友人から借りたのをカセットにダビングし、何度も何度も、本当によく聴いた。そして冒頭にも書いたように、それまで活字でしか知らなかった、黒人ブルースマンの本物?のブルースを、より身近なものにしてくれたという意味でも、僕にとっての記念碑的作品なのである。
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by oldblues | 2005-10-09 10:14 | 70's Rock&Folk(J)
b0008880_23245632.jpg今日は僕の誕生日だ。もういいかげん大人になってしまっているから、そんなに誕生日が嬉しい年齢では無い。バースデー・ケーキも食べないし、特別なイベントも無いのだ。

でもなんだか誕生日というだけで嬉しいではないか。庶民である僕の生まれた日など、誰も祝ってくれはしないが、好きな音楽を聴いてささやかに誕生日を祝おう。


世界中に定められた
どんな記念日なんかより
あなたが生きている今日は
どんなに素晴らしいだろう

世界中に建てられてる 
どんな記念碑なんかより
あなたが生きている今日は 
どんなに意味があるだろう


そうだ。
あなたが(そして僕が)生きている今日はとても素晴らしいのだ。

乾杯!年をとってしまった僕に。
乾杯!今度生まれてくる時はもっと金持ちでありますように。
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by oldblues | 2005-10-04 23:28 | 音楽以外の話