大好きな音楽の話をしたいな


by oldblues
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ジャックスの奇蹟

b0008880_0494456.jpg60年代の終わり頃、瞬間の煌きで時代を照らし出したバンドがあった・・・それがジャックス。
早川義夫を中心に結成され、わずかな活動期間にわずかな音源を残して解散してしまったが、当時の日本の音楽界には無かった真にサイケデリックなサウンドと、暗闇から情念があふれだすような歌で、一部ファンの間では今もカリスマ的な人気がある。まさに伝説のグループなのである。

そのジャックスの2ndにしてラスト・アルバムが「ジャックスの奇蹟」だ。一般的には1st(ジャックスの世界)の方が評価が高く、ともすればこちらは等閑にされがちだ。だが決して駄作というわけではない。現に僕はこのアルバムの方が好きだし・・・。

このアルバムにはつのだひろもジャックスの一員として参加している。そして、つのだ中心の楽曲と早川義夫中心の楽曲ではかなり印象が違う。聞く所によると、早川義夫は自作の曲以外には全く参加していないらしい。まあ、このあたりが作品としての統一性に欠けると批判される所以だろう。

曲目は①ジョーのロック②この青い海に③堕天使ロック④運命の囚人⑤トゥ・ラヴ・ユー⑥Dm4-50⑦花が咲いて⑧君をさらって⑨ロール・オーヴァー・ゆらの助⑩ハウ・トゥ・ラヴ⑪敵は遠くに
お気に入りは①③⑦⑧⑩で、やはり早川義夫が歌っている曲が多くなる。

ジャックスを語るのは難しい。彼らの音楽の特異性や魅力について語るのはもっと難しい。決して上手とは言えない早川の歌が、何故こんなに胸に迫るのかをわかってもらうためには、やはり彼らの演奏を聴いてもらうしかないだろう。いや、もしかしたら「あの時代」を生きた者じゃないと、ジャックスの前衛性を本当には理解出来ないのかも知れない。

最後に僕のフェイバリット「君をさらって」の歌詞を紹介しておこう。リリシズムに満ちたこの曲が早川義夫によって歌われる時、一瞬の狂気を灰見せる事を付け加えて。

君をさらって汽車に乗せ
遠い所へ連れてってしまおう
汽車は煙を吐き新しい町へ

花輪を作り小屋を建て
月夜の晩に恋を語ろう
君は泣き止み僕の胸に

やがて2人は結ばれて
まるまる太った子供が出来る
いつまでも幸せに暮らそう・・・
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by oldblues | 2005-02-09 00:54 | 70's Rock&Folk(J)