Smokin'
2013年 03月 24日
年の若い友人に70年代のロックをいろいろ聴かせたところ、このアルバムが気に入ったとのことだった。ずいぶん渋い好みだなと思いつつ、僕も久方ぶりに聴き直してみた。そしたら改めてこの作品の魅力に惹かれ、立て続けに5-6回聴いてしまったのだ。ハンブル・パイと聞いて直ぐに名前が浮かぶのは、スティーブ・マリオットとピーター・フランプトンだろうが、本作はピーター・フランプトンが脱退してからの作品だ。しかし後任のギタリストであるデイヴ・クレム・クレムソンは、ピーターの抜けた穴を埋めて余りある働きをしている。決して表に出すぎず、しかし「ここぞ」という時には効果的で素晴らしいソロを弾く。そういう点はベースやドラムも同じで、あくまでもスティーブの歌の引き立て役に徹しながらも、きちんと存在感を主張する。つまりバンドとしてのまとまりが非常に良いのである。
特筆すべきは、やはりスティーブ・マリオットの歌の上手さだろう。彼は単に高い声が出るというだけのヴォーカリストではない。どの曲も全てがソウルフルで、今回何度も聴き直す中で「並みの歌い手ではない」と再認識させれた。
彼らの演奏はタイトにしてルーズ。ルーズにしてタイト。音と音の隙間に心地良い緊張感がある。ここら辺、ちょっとストーンズに似ているのではないでしょうか。
by oldblues
| 2013-03-24 22:28
| Old Rock

