大好きな音楽の話をしたいな


by oldblues
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一触即発

b0008880_082760.jpg日本のプログレ・バンドといえば四人囃子だろう。そして、四人囃子といえば「一触即発」、「一触即発」といえば「おまつり(やっぱりおまつりのある街へ行ったら泣いてしまった)」だ。少なくとも僕の中ではそうなのである。
そりゃ、その後の作品にも素晴らしいものがある。音楽性の高さから言えば「GOLDEN PICNICS」の方が上かもしれない。シングルで発売された「空飛ぶ円盤に弟が乗ったよ」も名曲だ。

だがしかし、それでも僕の中ではこのデビュー・アルバムが一番だと位置付けられている。それまで日本に本格的なプログレ・バンドが無く、満を持して登場したこのバンドが、真に優れた上質の音楽をもたらしてくれた驚きの印象が強いからかもしれない。

四人囃子は森園勝利のギターを中心とした、日本で最初のプログレッシブ・ロック・バンドである。(他にもあったけど、この際言いきっちゃう)卓越した技術と音楽性をもって登場し、当時のプログレ・ファンの度肝を抜いた。森園のギターは言うまでもないが、バンド全体のアンサンブルも良く、メンバーではないが作詞家として参加している末松康生の詩とのコラボレーションも素晴らしい。

それまでは「日本語でプログレなんて」と思っていたが、四人囃子はその既成概念を見事なまでに打ち破ってくれた。末松の詩は日常の中に垣間見える非日常の世界を描き出し、叙情的でスケールの大きい演奏と相まって、彼ら独自の世界を展開してみせたのだ。

余談だが、ギタリストの森園はやはりこのバンドで演奏するのが一番ハマっている。彼の才能は今さら言うまでもないが、四人囃子脱退後のフュージョン・バンドやソロ作品で聴く演奏は、彼にしてはどうも凡庸な気がする。

もちろん、だからといって彼の業績が貶められる事は無いのだが
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by oldblues | 2005-03-18 00:12 | 70's Rock&Folk(J)