ICE
2005年 05月 02日
「I can see your house from here」は、イギリスのプログレッシブ・ロック・バンド、キャメルが70年代終わり頃に発表したアルバムだ。彼等の代表作ということになれば、おそらく「Snow Goose」や「Moon Madness」という事になるのだろうが、プログレ・ファンではない僕としてはちゃんと聴いたことがない。にもかかわらず、こんなところでキャメルについて勝手な事を書いている。ファンの皆様にはどうも申し訳ありません。
そんな僕が何故このアルバムを聴く事になったかといえば、キャメル好きの友人に勧められたからである。そして、その友人がどうしてこれを僕に聴かせたかというと、それは名曲「Ice」が収録されているからなのだ。
つまり「これを聴けばお前もキャメルが好きになるに違いない」というわけである。
友人から借りたレコードをターン・テーブルに乗せ、それを聴き始めた僕は、B面の最後の曲が始まると、それまで読んでいた本を横に置き、じっと聴きいる事になった。そして、それからその曲だけを何度も何度も繰り返して聴いたのだ。
アルバムの最後を飾るそのインスト・ナンバー「Ice」は、10分を超える大作である。(まあ、プログレではこんなの普通かもしれないけど)だが、その素晴らしさゆえに、演奏時間の長さは微塵も感じられない。むしろもっと長く、できれば永遠に演奏を続けてもらいたいような気持ちになる。
静かな導入部からじょじょに盛り上がり、やがては白熱のインプロビゼーションが炸裂する事になるのだが、タイトルに反してその演奏は熱い。
ゆったりと大きくうねるようなグルーブ感。ドラマチックな展開。着実なテクニックに裏打ちされた自由に飛翔する演奏。この曲を聴くと1篇の叙事詩を読み終わったかのような気持ちになる。
そして僕は、このアルバムはまさに「Ice」1曲のために存在しているのだと思ってしまう。
こういう事を書くと「お前はキャメルが、いやプログレがわかっていない」というお叱りを受けるかもしれない。でも、少なくとも僕にとってはそうなのだ。
そんな僕が何故このアルバムを聴く事になったかといえば、キャメル好きの友人に勧められたからである。そして、その友人がどうしてこれを僕に聴かせたかというと、それは名曲「Ice」が収録されているからなのだ。
つまり「これを聴けばお前もキャメルが好きになるに違いない」というわけである。
友人から借りたレコードをターン・テーブルに乗せ、それを聴き始めた僕は、B面の最後の曲が始まると、それまで読んでいた本を横に置き、じっと聴きいる事になった。そして、それからその曲だけを何度も何度も繰り返して聴いたのだ。
アルバムの最後を飾るそのインスト・ナンバー「Ice」は、10分を超える大作である。(まあ、プログレではこんなの普通かもしれないけど)だが、その素晴らしさゆえに、演奏時間の長さは微塵も感じられない。むしろもっと長く、できれば永遠に演奏を続けてもらいたいような気持ちになる。
静かな導入部からじょじょに盛り上がり、やがては白熱のインプロビゼーションが炸裂する事になるのだが、タイトルに反してその演奏は熱い。
ゆったりと大きくうねるようなグルーブ感。ドラマチックな展開。着実なテクニックに裏打ちされた自由に飛翔する演奏。この曲を聴くと1篇の叙事詩を読み終わったかのような気持ちになる。
そして僕は、このアルバムはまさに「Ice」1曲のために存在しているのだと思ってしまう。
こういう事を書くと「お前はキャメルが、いやプログレがわかっていない」というお叱りを受けるかもしれない。でも、少なくとも僕にとってはそうなのだ。
by oldblues
| 2005-05-02 01:33
| Old Rock