My Love
2005年 11月 29日
数あるポールの名盤の中でも「RED ROSE SPEEDWAY」が一番好きな理由は、やっぱり「My Love」が入っているからかもしれない。最強のラブ・バラードと呼んでも差し支えないこの曲は、現在世の中に流通している全てのラブ・ソングの人気投票を行ったとしたら、確実にベスト・テンの上位にランクされることだろう。(じゃ他の9曲は何だと考えるのも一興であるが、それはまた別の機会に譲るとして)
しかし、今となっては完全にスタンダードになってしまったこの曲は、あまりに何回も聴き過ぎたので、いささかマンネリというか、手垢の付いた印象が付いて回らないでもない。しかし改めて聴き直してみれば、その群を抜いた質の高さが感じられ、ポールのメロディ・メーカーとしての才能が結実した、宝石のような楽曲だという事がわかる。メロディ、アレンジ、ヴォーカル、演奏、どれをとっても申し分ない。
特に間奏のギターはパーフェクト。聴く度に「この曲にはこのギターでなくてはならない」と思わせられる。目立ち過ぎず抑えた感じの演奏ながら、歌の持つ情感をより引き出すための触媒のような存在になっている。文句無しの名演だ。
しかし「RED ROSE SPEEDWAY」は、決して「My Love」だけのアルバムでは無い。他にもいい曲がたくさん収録されているのだ。いかにもポールらしい小粋なセンスの4. Only One More Kissやポールお得意のメドレー(9)など聴き所は多い。
でも僕のフェイバリットは5. Little Lamb Dragonflyである。アコースティックなイントロから始まり、詩情溢れる演奏が淡々と、しかし確実に盛り上がっていく。
この曲を聞いていると、まるで美しい印象派の絵画を眺めているような、豊かで優しい気持ちになってくる。まさにポールの面目躍如とでも言うべき1曲なのだ。
しかし、今となっては完全にスタンダードになってしまったこの曲は、あまりに何回も聴き過ぎたので、いささかマンネリというか、手垢の付いた印象が付いて回らないでもない。しかし改めて聴き直してみれば、その群を抜いた質の高さが感じられ、ポールのメロディ・メーカーとしての才能が結実した、宝石のような楽曲だという事がわかる。メロディ、アレンジ、ヴォーカル、演奏、どれをとっても申し分ない。
特に間奏のギターはパーフェクト。聴く度に「この曲にはこのギターでなくてはならない」と思わせられる。目立ち過ぎず抑えた感じの演奏ながら、歌の持つ情感をより引き出すための触媒のような存在になっている。文句無しの名演だ。
しかし「RED ROSE SPEEDWAY」は、決して「My Love」だけのアルバムでは無い。他にもいい曲がたくさん収録されているのだ。いかにもポールらしい小粋なセンスの4. Only One More Kissやポールお得意のメドレー(9)など聴き所は多い。
でも僕のフェイバリットは5. Little Lamb Dragonflyである。アコースティックなイントロから始まり、詩情溢れる演奏が淡々と、しかし確実に盛り上がっていく。
この曲を聞いていると、まるで美しい印象派の絵画を眺めているような、豊かで優しい気持ちになってくる。まさにポールの面目躍如とでも言うべき1曲なのだ。
by oldblues
| 2005-11-29 00:19
| Old Rock