2010年 02月 06日 ( 1 )
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しかしそんなことには関係なく、このアルバムは素晴らしい。大ヒットした③や⑦はもちろん、全ての楽曲が粒ぞろいで捨て曲はひとつもない。
彼女が生まれたのは1942年というから、「つづれおり」を発表した当時は20代の終わり頃ということになる。だからというべきか、それなのにというべきか、全編に瑞々しい感性が溢れ、シンプルでありながら美しく、一本筋の通った力強さすら感じさせる好アルバムに仕上がっている。さすがは殿堂入りの名盤と言われる所以である。
1. I feel the earth move
2. So far away
3. It's too late
4. Home again
5. Beautiful
6. Way over yonder
7. You've got a friend
8. Where you lead
9. Will you still love me tomorrow
10. Smackwater Jack
11. Tapestry
12. You make me feel like a natural woman
時々日が射したと思ったらまた曇る。晴れそうで晴れない薄曇りの空。そんな冬の日の午後、僕は暖かい部屋にいて、炬燵の中で「つづれおり」を聴いている。うつらうつらしてハッと気づいたら、いつの間にかアルバムは終わっていたのだった。
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by oldblues
| 2010-02-06 23:44
| Old Rock
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